ビル・バクストン氏が考えるNatural User Interface

2010-04-08 16:12:38

ヒューマン・コンピュータ・インタラクション (HCI) の先駆者であり、ユーザー・インターフェースに関する書籍も幾つか執筆されているビル・バクストン (Bill Buxton)。現在、彼は Microsoft Research に所属しており、Natural User Interface (NUI) の研究に着手しています。自然なインターフェイスという意味をもつ NUI ですが、そもそも「自然」とは何を意味しているのでしょうか。

バクストン氏が考える『自然』について説明した8分ほどのビデオが公開されています。


iPhone/iPad や Microsoft Surface にみるジェスチャーインターフェイスを実現するには技術が欠かせない存在ですが、バクストン氏は人間の行動をより注意深く見ることがまず重要といっています。ビデオでは紙にモノを書くときの行動を例にあげて、単にスタイラスとそれを使って書くためのインターフェイスがあるだけでは不十分であることを説明しています。つまり、「ものを書く」ための紙とペンに注目するだけでなく、それがどのように物書きに影響しているのか、無意識で行われている微妙な操作はないかをじっくり観察しなければならないとのことです。

ビデオを 3:20 くらいまで進めると、デジタルカメラのビューワーをヒントに指のジェスチャーではない画面の操作方法を披露しています。この操作が可能になると、手が自由になるのでさらに複雑な操作が可能になるだけでなく、声や時系列を組み合わせることによって今までありそうでなかった表現が可能になります。

バクストン氏の考える「自然」とは、ひとつひとつのジェスチャーを指すというよりかは、コンテキストにあった行動を「自然に」行えるかどうかという意味といえます。人と人の間を繋げる役目を果たすものの、だんだん透明な存在になるのが NUI が目指しているところなのでしょう。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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