Canvas for OneNoteの感覚的な情報整理

2009-03-16 03:10:29

Office Labsでは、Microsoft Officeの使い方を変えるかもしれない興味深いプロトタイプを幾つか公開しています。映像や画像だけのコンセプトもありますが、実際ダウンロードして使うことが出来るのもあります。情報の見せ方でありそうでなかったものが、OneNote用のアドオンソフト「Canvas for OneNote」です。OneNoteで作成したすべての文書を一望することが出来ます。

漠然な全体像を把握することが出来るズームインターフェイスは、他のアプリケーションにも採用されているので、それ事体は珍しくないのですが、何を強調したいのかを自分で決めることが出来るという点が今までにあまり見かけなかった形でしょうか。情報を好きな場所に置くという観点では付箋ソフトがその代表ですが、それともまた少し違いますね。

情報の探し方も利用した日付から探し出すのみに絞られており、キーワードや文脈を使った検索がないのも特徴。今はまだプロトタイプなので、今後実装するのかもしれませんが、全体像のありかたを自分でコントロールすることに一環しているのが Canvas のコンセプトを強めていると思います。

OneNote は手描きでメモをとったり、様々な情報をクリッピングをすることを得意とするソフトウェア。アナログ的な行為が多いソフト用に、その感覚に近い情報の探し方を形にしたのが Canvas なのかもしれません。

自動的に情報を整理してもらったほうが楽なのですが、こうした手作業を要する情報整理もひとつの行き先なのではないかと Canvas を見て感じました。人の記憶の仕方は機械的ではありませんし個性があります。その人の感性を情報として保管するには単なるフォルダ別けでは不十分です。また、最も効率がよい見せ方がイコールとして使えるインターフェイスとは言えません。シンプルなプロトタイプですが、Canvas は良いスポットを突いていると思います。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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