Palm Preで追求したUX

2009-01-27 21:58:44

先日の CES で発表された Palm Pre。現在 iPhone を使っていますが、これが出たら乗り換えても良いかもと思うくらい好印象です。機能が盛りだくさんのわりにはシンプルにデザインされている印象があります。Apple の真似事ではない異なるスタイルのビジュアルを演出しているのも、iPhoneを意識しつつも、新しいソリューションを提供しているという姿勢の現れなのかもしれません。


モバイルの話題の中心に戻ってきた Palm ですが、彼等はどのようなビジョンの元、webOS を開発したのでしょうか。「Palm provides a case study in user experience strategy」という記事で詳しく解説されています。

webOS を開発する際、Palm が PDA マーケットで成功した 10年前と同じ4つのキーポイントが今回も適応されたといいます。

複雑さを削減
シンプルな見た目の裏には、クラウドがミドルウェアとして動作し、膨大なデータをシームレスに統合している
個人情報を常に同期
保存ボタンがなく、自動的に同期や重複を調整してくれる
サードパーティのイノベーションを促進
webOS用のアプリは HTML, CSS, JavaScript で構築出来る
新しいインプット方式によって UX を高める
キーボードをスライドした際にゆるやかなカーブをかけることでキーを打ちやすくした形状
スクリーンの下にジェスチャーが使えるエリアを設け、片手での操作を簡単にした
検索を使えばコンタクトだけでなくブックマークやデバイスの機能も見つかる

「何が Palm を定義するのか」を突き詰めた結果、彼等は原点に帰化したといえます。機能やスペックにフォーカスしたのではなく、利用者が本当は何が欲しいのか、デバイスを使って何をしたいのかを突き詰めた結果が Pre なのでしょう。実際、市場でどれだけ受け入れられるかは分かりませんが、Palm が UX にフォーカスしてリデザインをしたという意味では非常に興味深いです。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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