年々検索されなくなっているユーザビリティ

2008-09-29 17:19:30

検索語を比較・解析する Google Trends というのがありますが、それとは別で Google Insights というツールがあります。地域・時間枠などで検索語の傾向を調査出来るのが特徴です。ウェブマーケティングに役立ちそうなツールですが、検索をする人たちの趣向と自分の興味がどれだけマッチしているのか確かめるのにも使えそうです。

試しに「interaction design」「web analytics」「information architecture」「usability」というウェブサイト制作において重要なキーワードを入力してみました。以下がその結果になります。世界全体で調べた比較グラフ

Google Insight で4つのキーワードを比較した図(世界全体)

日本語で同じように書くと違う結果になるかもしれないと思い、今度は「インタラクション」「サイト解析」「情報構造」「ユーザビリティ」と入力して調べてみました。以下がその結果になります。日本語で調べた比較グラフ

Google Insight で4つのキーワードを比較した図(日本のみ)

全体的な傾向は国内外それほど変わりませんね。特に興味深いのが年々 Usability / ユーザビリティの検索数が減ってきているという点でしょうか。検索する人たちは年々ユーザビリティに興味を失っているのか、それともユーザビリティのエキスパートは Google を使って検索しなくなってきているのか、ユーザビリティという言葉を使わずユーザビリティに関連した詳細なキーワードを使うようになってきたのか・・・このグラフを見ただけでは答えより疑問のほうが増えてしまいそうですが、興味深い傾向だと思います。

ユーザビリティはウェブサイトデザインよりずっと前から存在しています。「観覧するウェブ」から「使うウェブ」に移行し始めている近年において、ユーザビリティはさらに重要なポジションにあると思いますが、それは一概に検索語の数には反映されていないようです。検索数が少ないひとつの理由は、ユーザービリティは知識やノウハウを共有しにくいからかもしれません。例えばCSSと比較すると圧倒的な違いですし、CSSに関する記事は年々増えているようです。CSSのようなマークアップやプログラム言語はコードを書くという行為で、ある一定のレベルを保ちつつ共有することが出来ます。CSSに関していえば、ビジュアルで表現出来るので分かりやすいという部分もあると思います。

分かり難いという点は、ユーザビリティだけでなく概念としてのデザインアプローチすべてにいえる課題でしょうね。分かり難いからこそ、多くの人と意見や感想を述べて共有したい部分でもあります。すべてが密接に繋がり合ってサイトが出来上がっているわけですから、様々な視点でユーザビリティをはじめとしたウェブ用語を検証していきたいなと思う今日この頃。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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