Powersetが提案する情報の見せ方

2008-05-14 12:27:38

Powerset一部ではGoogleキラーと呼ばれている次世代検索エンジンPowerset。キーワードだけでなく自然な文章でも検索出来るというところまでは他のサービスも行っていますが、検索結果の見せ方や情報の見せ方に幾つかの工夫がなされています。今のところ Wikipedia の記事 (英語のみ) を検索出来るだけですが、なかなかおもしろいです。個人的に「キラー」と呼ぶのは大袈裟だと思いますが、 Powerset では独自の情報の見せ方を提案しており、UIデザインや情報整理の観点からみると大変興味深いサービスです。今回は Powerset で見つけた興味深いアプローチを幾つか紹介していきます。

概要とクリックビュー

A. 概要

検索するとページの一番上に最も該当する項目が表示されます。通常のリスト表示ではなく写真付きで記事をある程度読むことが出来るようになっています。Googleでもこうした見せ方は一部のキーワードで行っていますが、Powersetではさらに検索したキーワードに関連するキーワードや、影響を及ぼしている項目を表示しています。例えば「Bauhaus」と検索すれば、それがデザイン運動の名称と認識し、合わせて読みたいキーワードを表示しています。

B. クイックビュー

概要の下に他の検索結果でも見られるようなリスト表示がありますが、こちらも工夫がなされています。各アイテムに表示されている矢印アイコンをクリックするとその場で記事を確認することが出来ます。もちろんビューエリアの大きさを変えたり文字の大きさの変更は出来ますが、興味深いのが記事全体を把握しながら読むことが出来るところ。これに関して後に紹介する [F] を参照してください。

キーワードクラウドとスマートハイライト

C. キーワードクラウド

Bauhausの記事をはじめとしたすべての記事に「Explore Factz」というボタンがあります。Factz は一見、タグクラウドのようですが、タグではなく記事で使われたキーワードの頻度を解析しクラウド形式で掲載しています。記事を読む前に何が多く取り上げられているのか、何が重要なのかを把握することが出来ます。Factz は名詞と動詞にグループ別けされており、人名から探したり行動から探すことが出来ます。キーワードをクリックすると右側にある Article Outline に該当する文章がリスト表示されますが、こちらも一工夫がされています (以下参照)。

D. スマートハイライト

Article Outline では「Gropius founded school (グロピウスが学校を設立した)」と適切に表示されていますが、元の記事では「The school was founded by Gropius (学校がグロピウスによって設立された)」といった文章になっています。つまり、文章を要約してアウトラインを通じてキーワードに関して知ることが出来るようになっているわけです。ハイライトの仕方も該当する文章とアウトラインで摘出したキーワードで2色使い分けていて分かりやすいです。

アウトラインビュードと全体ビュー

E. アウトラインビュー

Wikipedia の記事にあるアウトラインが見られるだけでなく、Factzと組み合わせた詳細アウトラインもワンクリックで観覧出来るようになっています。アウトラインでは情報が少なすぎるけど、記事を読むのは面倒という場合に使えそうです。[D]でも紹介したように文章を要約してアウトラインに表示されるのである程度内容が把握出来ます。ビューの切り替えがスイッチのようになっている UI もいい感じです。

F. 全体ビュー

記事全体がどれくらい文字量があるのか漠然と把握出来る視覚ツール。検索するとハイライトもされるので、記事のどのあたりに探しているキーワードがあるのかも分かります。もちろん全体ビューをクリックして特定のエリアに移動することも出来ます。長い記事やクイックビュー(B)のように限られたスペースで観覧しなければならいときに使えそうです。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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