山田井ユウキ

男なら絶対に読むべき! 今だから言えるぶっちゃけトークも満載の「コロコロ爆伝!! 1977-2009 『コロコロコミック』全史」レビュー

2009-07-31 07:00:00

 

builder読者の皆さん、こんにちは。

金曜日担当の山田井ユウキです。

週末といえばカジュアルデイ。

ということで、当ブログではネット関連で流行っている話題や、その他、僕が個人的に気になっていることなんかをフリーダムに取り上げていこうと思います。

 

……と、いつもの定番のフレーズで初めておいていきなり手のひら返すようですみませんが、今日はネットとかまったく関係のない書籍レビューをしようと思います。

 

で、そのご紹介するブツはですね、

これ!

コロコロ爆伝!! 1977-2009 『コロコロコミック』全史

です。

 

さて、まずは簡単に内容をご説明しておくと、本書は1977年に創刊された少年漫画誌「コロコロコミック」の現在に至るまでの軌跡を完全に網羅した気合い十分の一冊。

著者は漫画家兼ライターの渋谷直角氏で、直角(ちょっかく)は本名とのことです(プチ情報)。

この画像だと分厚さが伝わらないのですが、なんと480ページもあります。何もそこまでコロコロ本誌の体裁を踏襲しなくても……と一瞬思いましたが、 読んで納得。これはすごい内容です。史料としても貴重だし、むしろもっとページがあってもいいかもしれない。

 

……で、まさかコロコロコミックを知らない人はいないと思うのですが、万が一知らないとしても、次に挙げるキーワードに一つでも引っかかったなら、あなたも立派なコロニスト

 

ドラえもん

ビックリマン

ポケモン

ドッジ弾平

高橋名人

ダッシュ四駆郎

爆走兄弟 レッツ&ゴー

ゲームセンターあらし

チョロQ

ゾイド

つるピカハゲ丸

おぼっちゃまくん

 

……こうやって書きながら思いましたけど、なんかコロコロ発の漫画とかホビーブームって、創刊以来の全世代を抑えてますよね。それって素直にすごいと思う。

ちなみに僕(1980年生まれ)が特にハマったのは、ミニ四駆ビックリマンです。

同世代の方なら共感してもらえると思うのですが、この二つのブームは本当にすごくて、今でもアバンテjrを見たときの衝撃ははっきりと覚えてるし、ビックリマンシールがうちの学級のヒエラルキーを決定づけていたことも印象に残っています。

え? 僕? 僕はホログラムの魔肖ネロを所持していたおかげで、スクールカーストでは常にバラモンでしたよ! 思えばあのときが僕の人生のピークだったような気がします。

 

おっと、そんな自分語りはどうでもよくて、つまりそれぐらい僕らの世代にとってはコロコロコミックが特別なものだったということ。

仮にコミック本誌を読んでなくても、映画とかゲームとかアニメとか、どこかで絶対にコロコロカルチャーには触れていると思います。

 

そんなコロコロマニアを代表して渋谷氏(1975年生まれ)が取り組んだ本書。すさまじいボリュームと、読んでいるこっちが引くぐらいのぶっちゃけトークが満載で、単純に読み物として面白いです。

 

中でも特に面白かったのは、

 

・歴代編集長、デザイナーへのロングインタビュー

・藤子不二雄(A)インタビュー

・コロコロの漫画家インタビュー(30人近く!)

・高橋名人、タミヤの前ちゃん座談会!(史上初!)

・少年週刊ジャンプの鳥嶋元編集長のぶっちゃけインタビュー

 

ここらへんの企画。

特に鳥嶋元編集長のインタビューはヤバイです。

だって……。

 

―――

ひと言で言うと、『コロコロ』の編集部だけが、小学館のマンガ雑誌の中で唯一編集者が働いてるところだと思う。他のマンガ雑誌はねー、悪いけど、ぜんぜん仕事してない!

(426P・鳥嶋和彦インタビューより)

―――

 

とか、

 

―――

だから僕が編集部に戻って、まずスタッフに言ったのは「『マガジン』のことは一切気にしなくていい」と。

(430P・鳥嶋和彦インタビューより)

―――

 

とか……!

 

いくら「あくまでも当時の鳥嶋氏の個人的意見」っていう前提があるとはいえ、ちょっとぶっちゃけ過ぎてないかと心配になるほどの内容なんですが、まあ読んでる側はこれぐらい言ってくれた方が面白いのでいいですけどね!

 

あとは「コロコロ名場面集」というコーナーがあって、 これはつまりゲームセンターあらしの

「レインボーバズーカぁっ!!」

とか、

「チャクラスカートめくり!!」

とか、

ミニ四駆が空を飛ぶ場面

とか、

そういうのばっかり集めているページなわけですが、これがまた懐かしい! ……懐かしいというか、大人になった今見るとツッコミどころしかない! なんだよチャクラスカートめくりって!

 

でも、これぐらい熱いからこそ子どもにはウケていたんだよなあ……と自分が小学生だった頃を思い出して涙ぐんで……はないですけど、ちょっとほろっとしました。まあその後で腹抱えて爆笑したけどね!

 

そんなわけで、この出版大不況の時代に100万部売れているというお化け雑誌「コロコロコミック」。

本書には、ここで紹介できないぐらい大量のコロコロ秘話が収録されています。

ぜひご覧ください。

 

なぜ「コロコロコミック」は成功し続けてこられたのか?

「コロコロのライバルはボンボンではなくジャンプ」の言葉に込められた真意とは?

伝統のマスコットキャラ・コロドラゴンの前に使われていた幻のレアマスコット・コロちゃんの衝撃の姿とは?

なぜ一度コロコロを卒業した僕が高校生にもなって再びレッツ&ゴーにハマり危うく受験で失敗しかけたのか?

 

 

どさくさに紛れてねじ込んだけど最後のは嘘です! 載ってません!

 

 

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
  • 3件のコメント
#1 ヒダリ   2009-07-31 23:44:25
闇なる道を照らす照光子が渋くて好きでした!

それにしても渋谷直角・編とは…あなどれなさすぎる。
#2   2009-08-02 10:15:36
「キャラバン」という単語の意味を完全に勘違いして覚えたのもコロコロのおかげでございます。
#3 シグマ   2011-05-25 21:16:27
コロコロといえばデュエマも結構有名どころですよね!
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