新たなデバイスが登場。

2009-05-25 17:35:47

『State of the web09』を終えてから、Progressive Enhancementについての話題が再燃しているようです。このような話題が何度もネット上にあがるのはProgressive Enhancementを考えてもらう機会になり非常に良いと考えています。

個人的な見解ですが、ユーザーが情報にアクセスできれば見栄えが異なっても自分はいいと考えています。ウェブにアクセスできるデバイスは段々と増えている中でデザインを統一し全てのユーザーへ同じデザインを提供できるか疑問です。

カーナビゲーションに搭載

さて、本題ですが新たにウェブにアクセス可能なデバイスが1つ増えました。『カーナビゲーション』です。今迄もトヨタや日産、ホンダなどインターネットを介して情報通信するシステムはありました。ただ、今度この『カーナビゲーション』が搭載される新BMWの7シリーズはインターネットへアクセスが完全可能です。Googleやtwitterにアクセスも可能です。また、コピー&ペーストもできるのでメールに送られた住所をコピーしてナビゲーションシステムに入力し、その住所へのルート探索もできます。ちなみに操作はiDriveというsonyのロータリースイッチ(アルプス電機製)似た機構を利用します。

サービスの展開

このナビゲーションシステムは、今年、7シリーズを始めとしてヨーロッパと米国でファクトリーオプション(日本でいう工場出荷オプション)で搭載可能になるようです。通信の仕組みは次世代の今年2009年からサービス提供されるEDGE (Enhanced Data Rates for Global Evolution)を使います。

このサービスは今後、欧州と米国で急速に広がると考えています。理由は2つ、1つ目は欧州は既にインフラが整っている事、米国も AT&Tワイヤレスがインフラ整備してること。2つ目は欧州や米国の車社会では、より車中に滞在する時間が長くユーザーのニーズが 必然的に高いことが理由です。

また安全の為、3mph(時速約5km)以上で運転席はサービスが利用できません。ただし後部座席は3mphを超えてもサービスを利用可能です。

一方でBMWのライバルであるMercedes Benz, Audiなどのメーカーは現在のところ、このサービスを提供する予定はないそうです。理由は顧客が興味を示さないから。逆にマーケティング的にはBMWの購買層はインターネットを利用する時間は長い若いCEOが多いと考えられており必然なのかもしれません。

新たなデバイスが登場して

さて、ウェブは依然として、その利用可能デバイスを広げており、カーナビゲーションのように左ハンドル、右ハンドルの違いがあり、運転者の位置が国の法規により変わったり(日本の場合、ディーラーで左右両方が選択可能)、信号待ちの僅かな時間に慌てて利用したり、昼と夜で室内の環境が変化します。

では果たしてデスクトップと同じデザインを、このような環境とデバイスに提供が可能でしょうか?また、するべきでしょうか?BMW7シリーズ左ハンドルのナビゲーションを想像して、デスクトップ使用にもカーナビゲーション使用でも耐えうるデザインカンプを描くウェブデザイナーがいるでしょうか?(ある意味Googleのデザインはそういった意味では非常にフレキシブル)

そろそろデバイスや環境、ユーザー(クライアントではない)を考えて本当にウェブを作る時代がきているのかもしれません。

参考記事
http://www.autoweek.com/apps/pbcs.dll/article?AID=/20080505/FREE/727416159/1530/FREE

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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