ウェブの未来を見るために

2008-11-03 17:02:46

いよいよ11月ですね。今週末にはWDE本番。つまり、このブログも本エントリが最終回。ここまでお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

なかなかエンジニアじゃない人間が、ウェブのフロントエンドテクノロジに対して注目する理由を書き連ねるというのは結構難しいものでした。最後はGoogle Chromeまで引っ張り出しましたからね。しかし、フロントエンドというのは全てのユーザにとって直接目に触れる場所。この部分の先を見通せることは、研究者(一応プラットフォームマネジメントとか、コンテンツ流通とか、マーケティングとか、が守備範囲)としては大切で、だからWDEのようなイベントに携わらせていただけたのは本当にラッキーだったなぁ、と思うわけです。WDEのキャッチコピーは「半年先にみる現実のWebテクノロジーを紹介する」だったりするわけですが、半年というスパンは非エンジニア、これは社会科学系の研究者だけではなくて、マーケティングマネジャーの方や、CIO的なポジションに置かれている方にとっても少し短い。でも、ウェブというのは進化のスピードがとてつもなく速かったり、進化の中身が非連続であったりすることを考えると、実際にテクノロジを作っているエンジニアが提示する半年後に現実になるsomethingを抑えておくことはとても重要だと思います。

で、先週唐突に触れて、かつ途中で放り投げかけたGoogle Chromeといいますか、ウェブアプリケーションのお話。ウェブアプリケーションというのは、サーバの上でプログラムが走りますよ、とか、ウェブのネットワークに接続しているのが前提だから常にリアルタイムで状態が更新されますよとか、いろいろな特徴があります。だんだん、SaaSとかクラウドコンピューティングなんていう言葉と何が違うのだ、という話にもなってくる。どの言葉を使えばいいのかは、buzzを運搬するメディアにお任せしておいて、少なくとも感じられるのはフロントエンドというよりはもう少し下のレベルのレイヤにおける革新のお話、という臭いもしますよね。

ただここで重要なのは、アプリケーションはデータを処理してこそアプリケーション、だということ。ウェブに接続しているアプリケーションは、必然的にウェブのネットワーク上にあるデータを貪欲に取得し、処理する方向で進化するし、データ取得の方法もスクレイピングだとか、API経由でのアドホックな処理から、リアルタイムでの同期という方向に進んでいくでしょう。

データを提供する側の方法論としては、APIの公開とか、RSSフィードの配信とか、いろいろあります。データの型を正規化・標準化することは、発信したデータを受け手側が正しく処理することを助ける重要な要素となっています。何が言いたいのか、だんだん脈絡もなくなってきましたが、大事なことはウェブでデータを公開するにあたり、そのデータがどのようなカタチで利用されるかということについて、技術的な背景を踏まえてあらゆる角度から予測を立て、提供方法に生かさなければならなくなっているということです。

ウェブはどんどん進化していきます。だからといって、やみくもに未来を夢想するだけでは現実的な対処はおぼつきません。遠い未来を見るためには近くの未来をきちんと見定める、それが必要なのです。という意識を持ってWDEに参加すれば、あなたが持ち帰れるのは半年先の未来だけではありません。もっと先の未来まで見渡せる羅針盤を得ることもできるでしょう。そう考えるとわくわくしてきませんか?7日(金)9:30に西新宿でお会いしましょう。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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