ものえおさむ

Windows における開発環境の構築(とりあえず .NET 編)

2008-08-04 18:05:00

今回は、とりあえず、Windows における .NET の開発環境の構築方法について書いてみたいと思います。

"とりあえず"、と書いたのは、このブログでは .NET 以外の(というか、Visual Studio を使用しない) プログラムの作成方法についても今後触れていくつもりだからです。

実は Windows 環境では、テキストエディタさえあれば結構いろいろなプログラムを書くことができます。

Office 製品を使用すれば本格的業務アプリケーションなんかもご家庭で作ることができるのです。

そう、お家のパソコンにプレインストールされている Excel なんかを使用して、ガチなエンタープライズアプリケーションを作成することも可能ですし、Windows ドメインにつながった PC であれば、メモ帳を使用してスクリプトを書いて、ActiveDirectory から情報を取り出したり、管理 API を使用して、リモートコンピューターの制御(シャットダウン、リブート、アプリケーションのインストールとか)も行うことも可能なんですよ、これが。

もちろん、カコイイアプリケーションを作って、気になるあの娘のハートを射止めることも可能!!(...かもしれませんよね、たぶん)。

Microsoft 製品のほとんどはプログラマブルに作られており、それ自らのマクロ言語はいうに及ばず、外部のスクリプトや開発言語から、それほど難しくなくその機能を利用することができるのです。

なので、これを使わなくてはその真にその製品の (゚Д゚)ウマー な部分は味わえません。

まぁ、なんと言うか、"焼き魚の皮を食べないようなもん" と言えば解っていただけるでしょうか。

さて、前置きが長くなってしまいましたが、近年の Windows アプリケーション開発において標準的な位置づけとなった .NET アプリケーションの開発環境の構築について書いてみたいと思います。

".NET ってなぁに?" という人のために簡単に説明させていただきますと、現在では(※) ".NET" とはアプリケーションを動作させるためのランタイム .NET Framework、もしくはそれを利用して動作するプログラム全般をさしています。

(※)当初は "Microsoft .NET 構想" という壮大な構想でした。

.NET アプリケーションの開発もテキストエディタと .NET Framework SDK に同梱されているコンパイラを使用して可能ではあるのですが、とても大変なので一般的には Visual Studio と呼ばれる開発製品を使用します。

Visual Studio は .NET 開発者に至れり尽くせりの機能を提供する統合開発環境で、一度その各種機能の献身ぶりを知ってしまうと、なかなか離れられない魔性を秘めた魅力的な開発ツールです。

プロフェッショナルな職業プログラマが使用するのが、以下のページにある エディションの Visual Studio です。

http://www.microsoft.com/japan/msdn/howtobuy/vs2008/

ホビーユーザーが使用するのがこれから紹介する Express Editions です。

『Visual Studio 2008 Express Editions』
http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/

これは無償、つまり無料。いくらコードを書いても代金を徴収されることはありません。これならお小遣いの乏しいキッズから歯の弱いお年寄りまで気兼ねなくプログラムを楽しんでもらえますし、昨今の物価上昇による苦しい家計をさらに圧迫することもないので家庭をあずかる奥様がたにも安心してお使いいただけます。

ちなみに Visual Studio 2008 は Windows XP 以降の Windows OS 上でしか動作保障していませんので、Windows 2000 とか使用されている人は、お店に行って Windows Vista でも買ってきてください。:-P

それではいよいよ Visual Studio Express Edition のインストールについてです。

このブログを今後も読み続けようという人は以下のページから Microsoft Visual C# 2008 Expressedition あるいは Microsoft VB.NET 2008 Express Edition をダウンロードしてください。

http://www.microsoft.com/japan/msdn/vstudio/express/

どっちが良いかは好みですが、昔からの VB ユーザー以外は C# を使用することをお勧めします。

(2008/08/27 追記)
以下の URL からは、すべての Visual Studio 2008 Express Edition がひとまとまりになったインストールイメージをダウンロードすることができます。

『Microsoft Visual Studio 2008 Express Edition SP1』
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=3254c868-bcb9-412c-95c6-d100c872ec60&DisplayLang=ja

ISO イメージでの提供となるので、メディアに焼くか、仮想ドライブツールを使用してマウントして使用してください。
( ここまで)

なぜならば、最近のサンプルコードは C# で書かれていることが多く、また、C# の言語構造は C++ をもとに作成されているため C++ の経験者はもちろん、おなじく C++ をもとに作成された Java、Java Script の経験者も覚えやすいからです。

ダウンロードが完了したら、ダウンロードページにある [≫ はじめての方のためのインストール方法] というリンクの内容を参考にインストールを行ってください。

インストール後に起動し、エラーがなければ完了です。

さて、通常の紹介記事であれば、ここから使い方を書くのが常なのですが、今回はあくまでも "環境構築" ということで、今後開発を行う上で必要になるんじゃないかなー、と思われる開発環境を作成するためのツールについてご紹介させていただきます。

データベース
============
Microsoft ではデータベースでも無償の製品を用意しています。当然、いくらクエリーを投げようがいくつトランザクションを走らせようが、あとで 金をくれ、なんてことは言われません。ええ、本当です。どうか信じてください。

Microsoft SQL Server 2005 Express Edition は以下の URL から入手可能です。しかも管理ツールもついた立派なやつです。

『Microsoft SQL Server 2005 Express Edition with Advanced Services Service Pack 2』
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?FamilyID=5b5528b9-13e1-4db9-a3fc-82116d598c3d&DisplayLang=ja

仮想環境
========
心ある開発者であれば、作成したアプリケーションを配布する前にインストール対象となる OS で動作検証を行いたいところでしょう。

また開発したアプリケーションがどうしようもないやんちゃ坊主で、OS にダメージを与えるようなバイオレンスな振る舞いをする場合もあるでしょう(?)

そんな場合に使用すると便利なのが Windows 上でハードウェアをエミュレートし、他の OS の実行を可能する仮想環境です。

Microsoft では仮想環境を実現するツールも無償で提供しているのです。

『Virtual PC 2007』
http://www.microsoft.com/japan/windows/products/winfamily/virtualpc/default.mspx

『Virtual PC 2007ダウンロード』
http://www.microsoft.com/downloads/details.aspx?displaylang=ja&FamilyID=04D26402-3199-48A3-AFA2-2DC0B40A73B6

AT 互換機にインストールできる OS であり、Virtual PC がエミュレートするハードに対応するドライバを持った OS であれば、Miscosoft 製の OS に限らずインストールすることができます。

また、以下のサイトを利用すれば検証を行うためだけにソフトウェアを購入することもありません。

『TechNet ベータ版、評価版ソフトウェア センター』
http://www.microsoft.com/japan/technet/downloads/trials/default.mspx

ISO イメージのあつかい
======================
近年、ブロードバンド化が進んだせいか ISO イメージでのデータのやり取りが増えてきましたが、これをいちいち光学媒体に焼くのは面倒ですし、なにしろ地球にやさしくありません。
仮想光学ドライブ ツールを使用することで ISO イメージを仮想ドライブにマウントして、その内容を参照することが可能になります。

『Alcohol Software - Alcohol 52% (free)』(Alcohol 120% は有償です。 )
http://trial.alcohol-soft.com/en/

そうは言ってもやはり光学式物理媒体に焼いて保存したい、という場合にはライティングソフトを使用します。
有名どころでは以下のようなものがあるようです。

『ImgBurn (free)』
http://www.imgburn.com/index.php?act=download

圧縮ファイルの解凍について (2008/08/27 追記)
============================
XP 以降の Windows では標準で Zip 形式の圧縮/解凍機能がサポートされていますが、それ以外の方式で圧縮されたファイルを扱う状況が発生する場合があります。
7-ZIP は一般的に使用されるアーカイブ方式に対応しており、圧縮の形式ごとに個別のツールをインストールする必要はありません。

『7-ZIP』
http://www.7-zip.org/
(ここまで)

その他、Web サーバーについては、今後 ASP.NET の開発方法を説明する際に詳しく触れたいと思います。

次回は実際のアプリケーションの作成方法について書きたいと思います。

ではまた。

※マイクロソフト社員のコミュニティ参加について

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
  • 2件のコメント
#1 いが   2008-08-05 10:40:08
Windowsの開発環境 = 有償=最低数万円コースだとばかり思い込んでいました。そして、昔VisualStudioでわけわけかめと思って挫折したこともありますw。いきなりインストールした開発環境が壮大すぎて、どこから手をつけていいかわからず…

次回以降の実際のアプリケーション作成のエントリーを楽しみにしています!!
#2 ものえおさむ   2008-08-05 14:33:54
>いが さん
コメントありがとうございます。
"すぐに実際に動かして試せる"  というスタンスで書いていきたいと思いますので、ぜひよろしくお願いします!!
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