iPhoneとホスピタリティ

2008-12-10 20:50:00

中島さんの記事(以下のリンク)を読んで、「おもてなし」とはいい表現だなあと思った。

iPhoneに対抗するデバイスを作るには何をすれば良いか(Life is beautiful)

iPhoneを使っていると、よく「どう?iPhoneって」「使いにくいとか聞くけど」みたいな質問を受ける。「ワンセグがないんでしょ?」とか「絵文字がうんたら」「携帯サイト見れないって聞くんだけど」など、機能単位での質問がわりと多い。

iPhoneを機能という側面で考えると、確かに国産ケータイのほうが多機能だし色々な面で考え尽くされていることも多く、劣るように見える点ばかりが目立つよね。
なにせ「iPhone」でググると5位が「iPhone 3G のダメダメなところまとめ」というサイトだ。(ちなみにこのサイトは9月末で更新が止まっていて、11月のファーム・アップデートにより今はだめじゃなくなっている事も多い)(さらにカッコが続くけど、Yahoo!はさすがにこういうサイトは上位に表示されない)

でも、中島さんのおっしゃるとおり、iPhoneの優れた点は、触ったときに感じる「おもてなし」じゃないかと思う。こればっかりは触ってみないとわからない。しかもなかなか説明しにくいときてる。

高級ホテルの良さを説明するときに「ホスピタリティ」という指標を使うことがあるけど、「おもてなし」はまさに「ホスピタリティ」のことだ。リッツやマンダリンやペニンシュラやフォーシーズンズのホスピタリティがどんなに素晴らしいかを、体感していない人に説明だけで理解してもらうのは不可能だ。「そんだけ高いホテルなら良いはずだよ、従業員だって相当教育されてんだし」くらいにしか思ってもらえない。ぼくは全くリッチではないけれど、偶然そういったホテルに宿泊する機会に恵まれて、そのホスピタリティや居心地の良さにノックアウトされた人間だ。猛烈に働いた後、自分が頑張ったご褒美にこういうホテルに泊まって、そのホスピタリティに浸ることは「アリ」だと思ってる。

高級ホテルは、「ご主人」である自分の位置を適度に自覚させてくれ、嫌みでないくらいに自己満足させてくれる。かゆいところには、ほぼ手が届き、嫌な気分になることはないし、あったとしても気持ちよくリカバリーしてくれる。ホテルマンたちが、自分のことを良く知っていてくれて、常に自分が何をしたいかに考えをめぐらせていてくれる、あるいはそうありたいと思ってくれている。だからお金を払った価値以上の満足感が自然と湧いてくる。(もしかするとここまで高級ホテルのホスピタリティを持ち上げるのは、自分がさしてリッチでないからかもしれないがw) 

ひるがえってiPhoneはまさに、そんなホスピタリティを感じるデバイスだと思う。使ってる時の気持ちよさ、一体感のようなものは、国産ケータイとは比べようがない。残念なのは、どうやってこの気持ちよさを「どう?iPhoneって」と聞いてくる人たちに伝える言葉を持たないことだ。

本当に残念でならない。

 

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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