iPhoneのバッテリーは80%の充電でやめたほうがいいの?

2008-09-26 16:02:24

海上さんのエントリーで気になったことがあったので、コメントではなくあえてエントリーとして書かせていただきます。

なお、最初にお断りしておくと、私はバッテリーやバッテリーに関する化学・技術の専門家ではありません。

 

iPhoneを節電する簡単だけど気づかない3つの方法~ふたつめ

iPhone 3Gに搭載されているリチウムイオンバッテリーには、いくつかの特性がある。1つは、フル充電または完全放電すると、劣化が速く進むこと。残量が10%を下回ったあたりで充電を開始し、80~90%程度に達したところで完了させる(短時間で充電を終わらせる)という使い方が、リチウムイオンバッテリーを長持ちさせるコツだ。

「80~90%程度に達したところで完了させるという使い方が、リチウムイオンバッテリーを長持ちさせるコツ」とのことですが、アップルのサイトによれば「いつでも都合のよい時に充電することが可能」と謳われており、アップルを信じる限り海上さんのおっしゃるようなテクニックは不要と思えます。

バッテリー:apple

バッテリー -iPhone- :apple

アップルのサイトには「充電が80%に達するとトリクル充電に切り替わり、完全に充電される」との記述があり、満充電付近での定格電流・電圧による過充電を防ぐ措置が機構として備わっているようにも思われ、80%で充電をやめることが「長持ちのコツ」だとおっしゃるのは、どのような理由によるものかわかりません。海上さんの「コツ」はメーカーも知らないリチウムイオンバッテリーの新作法か何かなのでしょうか?

加えて気になったのは、海上さんが本エントリーでおっしゃる「長持ち」が、1回の充電で使える時間のことなのか、バッテリーの耐用年数のことなのかわかりにくいことです。80%しか充電しないのならば、1回の充電で使える時間も単純に80%になるように思えますので、耐用年数のことなんでしょうね。でも耐用年数が長くなったとしても、日常の使用可能時間が2割も短くなるのは大きなデメリットに思えます。2割短くなるのを毎日続けると、どれくらい耐用年数が延びるのでしょうね? そのバランスによっては甘んじて2割短くなるほうをとることもあり得るとは思います。

アップルの説明を読む限り、iPhoneのバッテリーの運用はで気をつけることは以下のように思われます。

  • いつでもどんな時に充電してもよい。
  • バッテリーが使い切られた状態からフル充電までを1回の充電サイクルとして換算した場合、限られた回数の充電サイクルしか充電できず、それが耐用年数(=寿命)である。
  • iPhoneでは400回の充電サイクルで元の容量の80%までしか充電できなくなる。
  • 少なくとも1ヶ月に1回は、充電サイクルを完了する必要がある。

それでもやはり、海上さんの「コツ」を信じバッテリーは80%で充電をやめるほうが良いのでしょうか? それともアップルのいうとおり満充電しても問題ないのでしょうか?

 

 

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
  • 5件のコメント
#1 Porco   2008-09-27 04:32:31
元ネタをニッカドやニッケル水素電池との比較として読むと文脈がつながると思いました。
・メモリー効果は関係ない。
・0から100%充電までを1回と考える。
ので、メモリー効果のある電池のコツ、
・完全放電するまで使え
・フル充電しろ
ではなく、
・大して放電してなくてもこまめな充電
さらに
・100%充電するな
が、耐用年数を伸ばすということでしたのでアップルの情報も踏まえてるのかも。
#2 lanikai   2008-09-30 12:54:13
コメントありがとうございます。
・100%充電するな
については、アップルは「フル充電いつでもOK」というスタンスなので、全く逆なんですよ。
アップルは、満充電付近ではトリクル充電するので100%充電しても大丈夫だよと言っているように思えます。
#3 anonymous   2010-01-29 00:22:03
パナソニックのレッツノートはリチウムイオンを長寿命にするモードがあるらしく、
そのキモが一番下の図だとか。
http://panasonic.jp/pc/products/n9j/mobile.html
80%充電で止めるっていうのはリチウム長持ち方法の
メーカーも知ってるキモなんじゃないですか?
理論は全く分かりませんが。笑
ノートPCでもトリクル充電はやってるそうなんで、
寿命的には80%で止める>100%トリクル充電って事だと思うし。
このモードがあるってことは。
(ノートPCもトリクル充電ってのがWiki知識なので真実か知りませんが。
 このノートではやってないのかも知れんし。)

なんとなくですが、
80%で充電やめる?長寿命理論は嘘ではないのでやるべきで、
100%充電しないと一日乗り切れないんだ!とか面倒くさいんだ!って人は
トリクル充電で100%までやっても大きな被害にはならないので安心!!
って感じかなあって気がします。
#4 anonymous   2010-07-19 08:04:00
読んだ人が、このコメントまでたどり着けばいいのだが。
やはり書くからには、バッテリのことを少しは勉強してからにして頂きたい。

最近のPCには、「いたわり充電モード」(SONY)を始め、パナも富士通も、同様の機能を持っています。簡単に言うと、電池」と呼ばれるものは化学反応によって、電気を作り出しています。
それぞれの電池は、利用する化学反応によって特性が異なります。

リチウム電池の特徴は、「フル充電に弱い」ことです。
80%から100%充電のあたりで、大きなストレスがあるということです。
また、メモリ効果がない、というのもあります。

ですから、好きな時に充電して結構。但し、満充電は極力避ける。
50%充電で済むなら、もっとバッテリの寿命が延ばせます。が、スマートフォンとしては、やはり80%くらいでしょうか。

実際、私が使っているVAIOは、80%充電で、丸3年使っていますが、「2,3割ほどバッテリの持ちが悪くなったな」くらいです。
MacBookには、そのような機能がありませんので、常に満充電です。2年で、バッテリが30分しか持たなくなりました。

なぜ、Appleが、バッテリ充電のお作法を厳しく言わないか、ですが、言ったら面倒くさがって、購入者が減るからです。
あと、iphoneの製品サイクルは1年で、次の次の世代(例えば3Gユーザは普通、4に乗り換える)こをと前提にしているのもあります。バッテリは自分で交換できませんしね。
#5 充電好き   2016-01-09 08:20:53
充電池が痛みやすいゾーンがあるようです。
そのゾーンを避けて運用すると電池が長持ちする。より長期間より容量を保ったまま使えるということです。

なぜアップルが充電のコツを言わないかといえば、誰でも気軽に・「何も考えなくても」便利さを経験できるようにするためです。理路整然と劣化してしまえば、文句を言われることもなく買い換えてくれます。

ipadに80%充電モードがないのは不便です。

ハイブリッドカーや電気自動車の充電・放電の管理の仕方を調べてみると良いです。満タン付近・カラッポ付近は負荷がかかり無用に電池をいためるので避けてます。
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