サイバーエリアリサーチ株式会社

IP Geolocation技術とマネーロンダリング対策

2010-07-26 16:32:00

梅雨明けと共に猛烈な暑さが連日続いています。今回はオンラインバンキングの不正行為とそれを防ぐIP Geolocation技術について、中西@NT部がお伝えさせていただきます。

2010年を迎える頃から、マネーロンダリング対策に関連するニュースを目にするようになりました。以前に行われた国内金融機関に対する監査の結果、多くの面で改善が求められている事が背景にあります。
大手銀行においてはアンチマネーロンダリング(AML)システムの導入が進む一方、コスト面・人員面で余裕の少ない地方銀行などでは対応がまだまだ遅れているのが実態のようです。

AMLシステムでは、口座に対する不正と思われる取引の動きをパターン化し、個々の口座への取引履歴からパターンに該当するものを検出するものが主流です。「このような動きをする口座は怪しいので注意すべき」という参考事例が金融庁ホームページで紹介されています。 

 金融庁「疑わしい取引の参考事例」
  http://www.fsa.go.jp/str/jirei/index.html

インターネット経由でのオンラインバンキング取引においても同様に取引の特徴が現れると考えられますから、いくつかのパターンは弊社の持つIP Geolocation技術により比較的容易に検出が可能です。

 7 住所と異なる連絡先にキャッシュカード等の送付を希望する顧客又は通知を不要とする顧客に係る口座を使用した入出金。

   → アクセス元のIPアドレスから得られた所在地情報と、入力された連絡先との相違を検出することが可能です。

13 多数の者に頻繁に送金を行う口座に係る取引。特に、送金を行う直前に多額の入金が行われる場合。
14 多数の者から頻繁に送金を受ける口座に係る取引。特に、送金を受けた直後に当該口座から多額の送金又は出金を行う場合。

   → 例えば、一つの口座に対して複数のISP・複数の地点からの取引があった場合にはそれを検出することが可能です。

31 資金洗浄対策に非協力的な国・地域又は不正薬物の仕出国・地域に拠点を置く者(法人を含む。)との間で顧客が行う取引

   → アクセス元のIPアドレスからは国(IPアドレスの割振先)を特定することが可能ですから、特定の国からアクセスがあった口座を検出することが可能です。

 

実際のところ、ある口座の取引履歴にこれらの特徴が現れたからといって必ずしもそれが100%不正取引である、とは断言が出来ません。不正取引かどうかを正しく見極めるにはさらに多くの情報を精査する必要があるでしょう。

となれば、「疑わしい取引」の検出自体は、低コストで実現可能であることが必須になります。弊社では、SURFPOINTを使ってインターネットバンキングへのアクセスログを処理し、「疑わしい取引」を検出するログ解析サービスを実施しています。
大規模なシステムを構築する事無く、より安価にその効果をお感じいただけるものと思います。

もしも弊社SURFPOINTにご興味がおありでしたら、ぜひ弊社ホームページからお問い合わせをお願いします。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]