サイバーエリアリサーチ株式会社

あなたの場所もお見通し。ネット上の位置情報とは?

2008-09-26 14:17:00

 ~ バーチャルなインターネット空間にも境界がある?!(第ニ回) ~

こんにちは。サイバーエリアリサーチです。
前回に引き続き、インターネット上の位置情報である「IP Geolocation」についてお伝えします。
今回は、「なぜインターネットユーザーの場所が分かるのか?」についてお伝えします。
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「顔が見えないので匿名性が高い」というイメージがあるインターネットですが、ユーザーの皆さんにはあまり知られていないところで、インターネットユーザーの国勢調査?とも言うべきユーザーのデータ蓄積が行われています。
この調査ではインターネットを使いやすくしたり、法令を守ったり(コンプライアンス)、不正を防ぐためのデータ収集を目的として、「ユーザーがどこにいて、どんな環境でインターネットに接続しているのか」という情報を収集します。

とはいっても、直接的に「誰がどこのサイトにアクセスしているのか」というデータを集めているわけではありません。
収集しているデータは個人のデータではなく、インターネットに接続するたびに動的に接続機器(パソコンやモバイルなど)に割り当てられる「IPアドレス」の位置情報です。
IPアドレスとは、インターネット接続のために必要な電話番号のようなものです。

インターネットサービスプロバイダが割り当てるIPアドレスは、通常複数のユーザーによって共有されます。多くのインターネットサービスプロバイダは、所有するIPアドレス範囲を分割し、地域ごとに割り当てる範囲を決めています。
インターネットに接続するときは、このように分割されているIPアドレス範囲のうちの1つが個々のユーザーに割り当てられるのです。
IP Geolocationは、どのIPアドレスがどの地域でどうやって接続されているかという情報を集約したものです。

IPアドレス割り当ての仕組みを例えるならば、ある地方のレンタカー屋(インターネットサービスプロバイダ)で車(IPアドレス)を借りるようなもの。
車を借りる(インターネット接続する)とき、レンタカー屋が所有している複数の車のうちから一台が借り手に割り当てられます。後日再び同じレンタカー屋に行くと、前回同様に複数のうちの一台が割り当てられますが、前回と同じ車になるとは限りません。
IPアドレスの位置情報は、いうなればこのナンバープレートの番号(IPアドレス)とレンタカー屋の情報(地域や接続環境の情報)を結びつけたもの。

レンタカーのナンバープレートからでは中で運転している人が誰なのかまったく分からないように、IPアドレスから個人を特定することもできません。

IP Geolocationで分かる属性は、IPアドレスの位置情報(国・都道府県・市区町村)と接続環境情報(回線・プロキシ利用有無)などだけなんです。

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いかがでしたか?なぜインターネット上でユーザーの位置が分かるのか、納得できましたか?

さて次回は、この位置情報がどんなことに役立つのかについてお届けします。

サイバーエリアリサーチ株式会社はアクセスユーザーの地域認識技術であるIP GeolocationデータベースSURFPOINTを提供する、国内リーディングカンパニーです。

※このエントリは ブロガーにより投稿されたものです。朝日インタラクティブ および ZDNet Japan編集部の見解・意向を示すものではありません。
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