カジュアルアプリだけじゃない? -- Adobe AIRで動くフリーウェア5選

海上忍
2010-02-02 08:00:00
ここ数年でJavaScriptやAjax、Flashなどを活用したウェブアプリケーションが急速に普及した。ウェブとデスクトップの垣根を取り払うべく現れたランタイム環境とRIAも、高機能化が進んでいる。今回は、Adobe AIRを対象に、特筆すべき機能を備えたRIAを5点ピックアップして紹介しよう。
最新特集【一覧】

e2vector

 ドキュメントの挿し絵など、いわゆる“お絵かき”以外にもドローソフトは重宝する。しかし商用製品は高価格なものが多く、なかなか気軽に使えないことも現実だ。

 この「e2vector」はAIRベースのドローソフト。独自フォーマット(*.e2v)のほかに、W3Cが標準化を進めるベクター画像フォーマット「Scalable Vector Graphics(SVG)」に対応することがポイントだ。SVGのイラスト画像は、Open Clip Art Libraryなどのウェブサイトで多数無償公開されているため、挿し絵のサンプル調達もラクラク。一通りの描画ツールを装備、レイヤーをサポートするなどドローソフトとしての基本機能を網羅しているので、一度試す価値はある。

ブログパーツデスクトップ

 builder読者の中には、自力でブログサイトを構築した経験を持つ方も多いはず。しかしより手間がかかるのは日々の更新だ。模様替えを含めたコンテンツの拡充も自分の力でとなると、かなりの時間を割かねばならない。

 そんなとき役立つのが「ブログパーツデスクトップ」。2009年のAdobe AIRコンテストでグランプリを受賞したこのソフト、いわゆるブログパーツとして配布されているガジェットを、コードをコピー&ペーストするだけで試すことができる。動作確認できたブログパーツは、すぐに自分のブログで使い始めるもよし、そのままデスクトップアクセサリとして活用するもよし。ブラウザエンジン(WebKit)を内包するAdobe AIRならではの、実用的なツールといえる。

echo

 複数人でチームを組み仕事を進めるとなると、リーダー役はいくつものことを気に留めなければならない。各人に割り当てたタスクの進捗管理はもちろんのこと、会議などスケジュール調整、さらにはプロジェクト全体の進行も考慮する必要がある。

 ここに紹介する「echo」は、2009年Adobe AIRコンテストにてユーティリティ賞を受賞したタスク管理ツール。前述したチームでのタスク管理に必要な機能のほか、メンバーのタスクに対するマインドをチャートで表現するなど、スケジュール調整と数字の把握に終始しがちなタスク管理に“職場の微妙な空気”を反映させることができる。組織マネジメントなど有償の機能も用意されているので、チームワークの強化を図りたいマネージャは試す価値ありだ。