Windowsの宿命「アンチウイルスソフト」--クラウド対応は負荷軽減に寄与するのか
海上忍
2009/08/19 16:25
Windows OSの宿命「アンチウイルス」――。ここ最近、有償無償を問わず各セキュリティソフトが「クラウド」の波に乗ろうとしている。アンチウイルスソフトのクラウド化は負荷軽減に寄与するのだろうか。
いまどき流行らないWindowsとMac OS Xの比較だが、パフォーマンスを左右する要素に1つ決定的な違いがある。「アンチウイルスソフト」常駐の有無だ。
マルウェアの標的にされやすいWindowsの場合、アンチウイルスソフトを常駐させることは半ば常識化しているが、数字で判断する限りマイナーなMac OS Xの場合、アンチウイルスソフトを導入しているユーザは多くない。油断しているといえばそれまでだが、それがシステムの負荷軽減に貢献していることも確かだろう。
しかし、Windows用アンチウイルスソフトにも「クラウド化」という新たなトレンドが到来している。たとえばMcAfeeは、クラウドの形態をとるSaaS型セキュリティサービス「McAfee Total Protection Service」を企業ユーザー向けに提供している。脅威が検出されてからクラウド側の働きにより対策が講じられるまでのタイムラグは数秒程度、クライアント側に負荷が生じないことが特徴と謳っているサービスだ。コンシューマ向けは9月からということで、Windows 7発売のタイミングにあわせた展開であることは想像に難くない。
無償のアンチウイルスサービスを提供しているPanda Securityは、いちはやくコンシューマ向けにクラウド型の「Panda Cloud Antivirus」を提供している。残念ながら本稿執筆時点でWindowws 7(64bit版)は未サポートだが、今後の対応に期待したい。
アンチウイルスという宿命を負ったWindows。Mac OS Xのように”ノーガード戦法”をとるわけにはいかないが、クラウド化による負荷分散が1つの解決策になるかもしれない。
クラウド型のアンチウイルスサービス「Panda Cloud Antivirus」。現時点では64bit版Windows 7に非対応だ
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