プロジェクトを円満に終わらせる秘訣
終わりよければすべてよし――どんなプロジェクトでも終わりこそきちんとしたいものだ。自分が受注側でやられたらイヤなことを、発注者としてやってはいけないのだ。今回はプロジェクトの終了前後でやってしまいがちなミスをざっと紹介しよう。
本連載「ウェブ制作者が仲間と幸せに仕事をする方法」では5回にわたって、仲間と一緒に仕事をするときの「発注」から納品後の「チェック」までを紹介した。最終回となる今回は、プロジェクト終了前後で気をつけたいポイントを紹介しよう。
だらだらと作業を追加しない
一度プロジェクトに参加してもらうと、ついつい初めにお願いしていなかった作業なども「ついでに」とか「一緒にこれも」といった具合で、作業を追加したくなってしまうもの。
受注者もなかなか断りにくく、そこでウダウダするよりも早く売上につなげたいといった思いから、つい引き受けてしまって終わりの見えない作業に突入してしまう。
まずは依頼の時に何をお願いするのかを明確にしておき、後から追加される作業はきちんと新規の依頼として、見積もりのお願いからするべきだ。どうしても締め切り間際などで手続きをしている時間がない場合は、「追加費用で構いませんので」と一言加えておこう。
なんとなくごまかして紛れ込ませたり、なぁなぁの状態でお願いしたりするのは、結局自分が損することになってしまう。
作業後の値引きはしない
作業をしてもらった後で、自分もクライアントからもらえるお金が少なかったからといって、仲間にも値引きを強いるのは辞めた方がよいだろう。
作業前の値引き交渉であれば、作業量を減らしたり、要件を見直すなどして調整できるが、すでに作業をしてしまった後では値引きをすることができない。
とはいえ、フリーのクリエイタであれば「原価」がほとんどかかっていないために、実質的な「コスト」があいまいになってしまい、値引きに応じるしかなくなってしまうのである。
しかし、発注者にとって、それは幸せなことではない。
例えその場が「安く」上がったとしても、次回以降の依頼を引き受けてくれないかも知れない。また、値引きされることを前提に、常に高い見積もりをされてしまうこともあるだろう。
これではお互いの信頼関係が崩れてしまうことになり、その他の部分でも関係にほころびが見え始めてくるのは時間の問題となる。
たとえそのプロジェクトで自分の収入が少なくなったとしても、次回のプロジェクトでも助けてくれる仲間を留められる方が財産になることも多い。そう考えて、一度発注した案件の値引きは考えない方がよいだろう。
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