ウェブサイトのローカライズの特徴
TwitterやFacebookの日本語化を考えると、WebサイトやWebサービスのローカライズがいかに重要であるかわかろうというものだ。
最適なローカライズとは
サイト訪問者に可能な限り心地の良い体験と安心を与えるには、まず相手の言語でコミュニケーションをとることが必須になる。ここで指す言語とは、その国の言葉を話すという意味だけでなく、独特なニュアンスやビジュアルといった文化的側面も含まれている。
洋書と訳書を読み比べるとわかるが、単なる直訳ではなく文化が違う読者にも理解できるような補足情報が付随していたり、作家が伝えたい雰囲気や感情を読者に伝えるためにわざと意訳がなされている場合もある。
筆者は村上春樹の小説を英語で何冊か読んでいる。この作家の翻訳を手がけた方は何人かいるが、中でもJay Rubinの文章は英語であるにも関わらず、日本語で読んだときと似たような感覚と感情が湧き出てくるため、好んで読んでいた。
Webサイトのローカライズをするときも同様で、単なる翻訳ではなく感情に訴えかけれるなにかを探し出し、表現しなければならないだろう。ローカライズが難しいのは翻訳ではなく、いかに利用者の文化に合わせて意訳できるかにかかってくる。
ローカライズのパターンと共通点
Webサイトのローカライズと一言でいっても大きく別けて2通りある。
ひとつは国に応じて柔軟にデザインを変えるパターン。例えばトヨタ自動車は、米国向けの「Toyota Cars, Trucks, SUVs & Accessories」と、日本向けの「トヨタ自動車株式会社 グローバルサイト」で異なるルック&フィールを提供している。
日本向けにはモバイル版、HTML版へのリンクがあるのに対し、米国のほうはそれらは提供されていない。一方、米国ではFlashやJavaScriptが利用できない環境でも情報にアクセスできるような配慮がしてあるのに対し、日本ではJavaScriptをオフにすると全くコンテンツにアクセスできなくなる。ビジュアルだけでなく、こうした情報へのアクセスの配慮の仕方も異なるのは興味深い。
違いはトップページだけではない。乗用車の紹介ページも、ビジュアルも違えば情報配信のアプローチも異なる。
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