Squeakでプログラミング入門--Squeakと学習指導要領の改訂案

沖林正紀
2008/02/28 08:00

先頃発表された学習指導要領の改定案。これを受け、Squeakの活躍する場がもっと増えるかもしれない──

教材としてのSqueak

 Squeakは、日本では主に教育分野で取り入れられている。特に図形描画ツールとGUIプログラミングとを融合したEToysプラグイン(以下EToys)を用いたプログラミング教材は、小学校低学年向けから高校生向けまで幅広く存在する。

 図1にEToysの実行画面の例を示す。中央に筆者が簡単なプログラミングをしてみた。

図1 EToysの実行画面と簡単なプログラミング例 図1 EToysの実行画面と簡単なプログラミング例

 ジョイステックという部品をマウスで操作して、自分で描いた図形を動かすというものだ(実際の動きは下の動画を参照)。もっとカッコイイ図形を描きたい、いろんな動きをさせたい、と思うようになればしめたものだ。それをプログラミングとは思わなくても、自然にセンスを磨けることだろう。

 EToysでは、こうしたプログラミングがマウスの操作だけでできるようになっている。テキストのソースコードを記述するスタイルのプログラミングに慣れていると違和感があるかもしれないが、これなら幅広い層に馴染みやすいのはお分かりいただけるだろう。

 「科学的な言葉や概念を使用して考えたり説明したりする」「数学的な表現を用いて、根拠を明らかにし筋道を立てて説明し伝え合う」能力を養う教材に、Squeakのようなとっつきやすさは重要だ。デジタル作品の設計・製作もEToysならすぐに環境を整えられる。こうした特徴を持つSqueakはこれからもっと活躍の場が増えるかもしれない。

 次回はSqueakをインストールして実際に図形を描いてみることにしよう。

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