Squeakでプログラミング入門--Squeakと学習指導要領の改訂案

沖林正紀
2008/02/28 08:00

先頃発表された学習指導要領の改定案。これを受け、Squeakの活躍する場がもっと増えるかもしれない──

 改訂案で謳われているのは、算数・数学・理科といった理数系授業の時間増と、言語・体験活動の充実だ。朝日新聞の報道によれば、授業時間増は40年ぶりのことで、算数・数学は約18%、理科は約23%増えるとのことだ。そして言語・体験活動の充実は教育基本法の改正に対応したもので、各教科に「言語力の育成・活用の重視」に関する項目が追加されている。

 これらの中には、システム開発における要求分析、要件定義、プログラミングなどに通じる内容が多く規定されている。より具体的な内容を、公開されている関係資料から、一部を抜粋して紹介したい。

「幼稚園教育要領、小学校学習指導要領及び中学校学習指導要領の改訂案等のポイント」より

  • 国語科において読み書きなどの基本的な力を定着させた上で、各教科等において記録、説明、論述、討論といった学習活動を充実
  • 科学技術の土台である理数教育の充実を図る
  • 知識・技能を活用して課題を解決するための思考力、判断力、表現力等の育成、言語活動の充実、学習習慣の確立を重視

「各教科等の改訂案のポイント」より

  • 小学校 総則 - 指導計画作成上の配慮事項

    • 文字入力など基本的な操作や情報モラルを身に付けるなど情報教育の充実について規定
  • 小学校6年 理科 - 目標の中に「推論」を新たに規定

    • 「観察、実験の結果を整理し考察する学習活動」
    • 「科学的な言葉や概念を使用して考えたり説明したりするなどの学習活動」の充実
  • 中学校 総則 - 指導計画作成上の配慮事項

    • コンピュータの積極的な活用や情報モラルの定着など情報教育の充実を規定
  • 中学校 理科 - 分野目標の中に「分析・解釈」を新たに規定

    • 「問題を見いだし観察、実験を計画する学習活動」
    • 「観察、実験の結果を分析し解釈する学習活動」
    • 「科学的な概念を使用して考えたり説明したりするなどの学習活動」の充実
  • 中学校 数学 - 「数学的活動」を新設

    • 「既習の数学を基にして、数や図形の性質などを見いだす活動」
    • 「日常生活や社会で数学を利用する活動」
    • 「数学的な表現を用いて、根拠を明らかにし筋道を立てて説明し伝え合う活動」などを規定
  • 中学校 技術・家庭科

    • ディジタル作品の設計・製作に関する学習を必修化(選択→必修)
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