WebデザイナのためのPHP入門--PHPのファイルがデザイン確認できない理由
Webデザイナとプログラマのコミュニケーションを円滑にするためにも、PHPくらいは大体わかるようになっておこうじゃない。
PHPを例にWebテクノロジを解説
今や全く静的なWebページの方が少ないと言えるほど、Webサイトとスクリプト技術は切っても切れない関係にある。PHPなどとは無縁なはずのWebデザイナやマークアップエンジニア(HTMLコーダ)であっても、こうした技術に接しなければならないことも多々あるだろう。
しかし、全く理解できないままでは、プログラマとのコミュニケーションも円滑にいかず、またちょっとしたトラブルでも右往左往してしまって、仕事がはかどらないといったことにもなる。
そこで本連載では、Webデザイナ(マークアップエンジニア含む)が少なくとも知っておきたいWebテクノロジの知識を、PHPを例に4回にわたって紹介したいと思う。是非怖がらずに接してみてほしい。
受け取ったファイルのデザインがおかしい
通常Webデザインやコーディングを行った後、そのファイルはプログラマに渡されてプログラミング作業が施される。その後、ちょっとしたデザインの変更があって、修正してみたものの、図のようになってしまい、うまく見えなくなってしまって、編集できなくなった──なんて経験はないだろうか?
これは、PHPが処理されていないために起こっている。
PHPは「サーバーサイドスクリプト」とか「サーバーテクノロジ」と呼ばれる技術であり、「サーバー」がなければ動作することができない。JavaScriptやFlashのActionScriptなどの「クライアントサイドスクリプト」が、Webブラウザがあれば動作するのに対して、PHPなどはWebブラウザだけでは動作しないのだ。
それでは、PHPを動作させるにはどうしたらよいのだろうか。最も簡単な方法はWebサーバーにFTPソフトなどを通じてアップロードすることだ。ただ、それにはファイル名を変更したり、別のディレクトリにアップロードしたりといった手間もかかってしまう。社内に「検証サーバー」とか「テストサーバー」を設置しているケースもあるが、それすらもない場合にはどうしたらよいか。
それは、自分のマシンを「サーバー」にしてしまえばよいのだ。
サーバーというのは特殊なコンピュータや装置を指すわけではなく、単に一般のパソコンに「Webサーバーソフト」という種類のソフトウェアをインストールしているに過ぎない。
Webサーバーソフトには各種あるが、もっとも使われているのはApache Foundationがオープンソースソフトとして無料配布しているApache(アパッチ)というWebサーバーである。
PHP環境を整えるためには、さらに「PHPモジュール」という追加モジュールを組み込まなければならない。これは、PHPのオフィシャルサイト「PHP: Hypertext Preprocessorから、無料で手に入れることが可能だ。
これらをインストールすれば晴れてサーバーになるわけだが、これらのソフトウェアは元々技術者向けのソフトウェアであり、インストールが非常に難しい。その上、マニュアル類も整備されておらず、英語だったり難しい用語で書かれていて、太刀打ちできないだろう。
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