仮想化2.0でサーバコスト50%削減:First American
仮想化2.0の導入メリットとはどのようなものなのか。First Americanの事例を交えて紹介する。
BEA Systemsが推進する「仮想化2.0」では、VMwareやXenを活用したこれまでのサーバ仮想化によるメリットはもちろん、Javaアプリケーション環境までを含めたより広範なサーバ仮想化のメリットを期待できる。そこで今回は、仮想化2.0の具体的な効果について事例を交えて紹介しよう。
既存のWebLogic資産を有効活用
VMwareやXenなどのハイパーバイザをベースとした仮想化のメリットは、サーバ利用効率の向上や設置スペースの縮小、消費電力の低減、システム管理の簡素化など。これによりTCO(総保有コスト)を削減できるのはもちろん、副次的な効果としてグリーンITへの貢献も期待できる。
これまでサーバの能力は、通常20%程度しか活用されていないということがさまざまな調査レポートで報告されていた。しかし、1台の物理サーバ上で複数の仮想サーバを稼働させることで、サーバの使用効率を100%に近づけることができる。
また、1台の物理サーバ上で複数の仮想サーバを稼働させることにより、不要な物理サーバを撤去することが可能になる。これにより、設置スペースの縮小とシステムの運用管理の簡素化を実現可能。さらにサーバや空調などの消費電力を削減できることからグリーンITにも貢献できる。
こうした仮想化の効果が広く知られるようにはなった一方で、たとえばBEA WebLogic Server上で動作するような基幹系システムのアプリケーションは、パフォーマンスがネックとなり、仮想化環境では利用できないという問題があった。
この問題を解決するためにBEAが提唱するのが仮想化2.0であり、それを具現化するのが「BEA WebLogic Server Virtual Edition」と「BEA WebLogic Operations Control」で構成される「BEA Virtualization 2.0」だ。
BEA Virtualization 2.0により、仮想化1.0のメリットを生かしながらパフォーマンスの問題をいかに解決したかは前回までで紹介したとおりだ。仮想化2.0では場合によって、利用するソフトウェアライセンスの数も減らすことができるので、ソフトウェアコストも削減することが可能になる。
また、既存のBEA WebLogic Server上で稼働していたアプリケーション資産を有効に活用できるほか、操作性も大きな相違点がないので直感的に使用できるなどのメリットもある。
こうした効果は「絵に描いた餅」ではなくすでにいくつかの企業で実証されている。そこで仮想化2.0をいち早く導入したFirst American Corporationのユーザー事例について紹介する。
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