OSI参照モデルのお勉強・その1--ネットワークのイロハ(2)
今回は、通信を成立させるために必要なプロトコルの階層について説明する。まずは、5階層のうち、物理層、データリンク層、インターネット層から始めよう。
次は第2層(レイヤ2)であるデータリンク層だ。データリンク層は、物理層からの「0」「1」の電気信号列を拾って「フレーム」に分け、意味のある塊としてインターネット層に渡す。もちろんその逆で、インターネット層からのデータをフレーム化し、物理層へ渡す働きもある。
また、そのフレームには、あて先(Destination)や送り元(Source)といった情報が加えられるため、論理的に隣接した機器間での接続を可能にする。このあて先や送り元には、「MACアドレス」という各ネットワーク機器に付与された世界に1つしかないアドレスが使われている。さらにこのフレームには、通信エラー検出や誤り訂正も実施されるので、そのフレームのデータが破損してないか否かも分かる。
ただし、この層での通信は同一ネットワーク内に留まる。すなわち、同一ホスト(サブネット)内でのみ通信が可能となる。では、ネットワークを越えて異なるノード間での通信を実現するにはどうすれば良いのだろうか。このあと説明する。
このレイヤ2での通信を可能にするのは、「スイッチ」や「ブリッジ」といわれるネットワーク機器だ。物理層の「リピータ」といわれるネットワーク機器もデータを転送するが、あて先が読めないので、意味のない(あて先のない)データまで届けてしまう。
データリンク層のプロトコルとしては、イーサネット、ATM(Asynchronous Transfer Mode、非同期転送モード)、FDDI(Fiber-Distributed Data Interface)、無線LAN等が挙げられる。イーサネットのプロトコルはIEEE802.3で、無線LANはIEEE802.11で決められている。スペック上で見かける「802.3ad」「802.11e」などがこのレイヤのプロトコルである。ただし、イーサネットのIEEE802.3は、物理層とデータリンク層の両方を定めている。
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