ローカルへのデータの保存を可能にするDOM Storage
杉山貴章(オングス)
2008/12/03 08:00
HTML 5で追加されるオフライン機能のひとつが「DOM Storage」である。ウェブアプリケーションがこれによってブラウザ側にデータを保存しておけるようになる。
2種類のDOM Storage
DOM Storageはブラウザがローカルに持つストレージにデータを保存することができる仕組みである。従来、ウェブアプリケーションが何らかのデータを永続化するにはCookieを利用するか、そうでなければサーバ側のストレージに保持しておく必要があった。DOM Storageよって、そのような様々な情報をローカル側に保存しておくことができるようになる。
Firefoxではこの機能をFirefox 2の頃からサポートしているが、現在ではHTML 5のドラフトに正式に採用されているため、IE4やSafari4など他のブラウザでも同じ機能をサポートするようになった。すなわち、これまでFirefoxでしか利用できなかったDOM Storage対応のサイトが別のブラウザでも利用できるようになったというわけだ。
DOM StorageはWindowオブジェクトの属性として定義されており、次の2種類のオブジェクトが用意されている。
- sessionStorage - ウィンドウ(タブ)を閉じるまでデータが保持される
- localStorage - ウィンドウ(タブ)を閉じた後もデータが保持される
DOM Storageのデータはsame-originポリシーに基づいて同じoriginの間でのみ共有される。originというのはスキーマとホストとポートのセットを表す概念で、例えば「http://www.example.com:80」などのことを指す。
なおlocalStorageについては元々globalStorageという名前で提案されており、現時点のForefox 2および3の実装はglobalStorageのままになっている。HTML 5の最新のドラフトではlocalStorageが採用されているため、将来的にはFirefoxの実装も変更されると思われるが、現時点では反映されていないため注意が必要だ。
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