なつかしのHTMLタグ「marquee」--CSS 3のマーキーを検証してみる

エ・ビスコム・テック・ラボ
2008/08/13 20:14

マーキー(marquee)は文字のスクロールを実現する機能だ。古くからホームページを作っている方には懐かしい機能かもしれない。今回はCSS 3で提案されているマーキーの機能を紹介しよう。

HTMLマーキー

 マーキーの機能はInternet Explorerがバージョン2.0の時代に独自拡張したもので、<marquee>というHTMLタグで文字のスクロールを設定する仕組みになっている。現在でも、<marquee>タグはバージョン8(ベータ版)を含むInternet Explorerや、FirefoxSafariOperaといった主要なブラウザでサポートされている。

 しかし、W3CHTMLやXHTMLの標準規格には含まれておらず、実際に利用される機会はほとんどないのが現状だ。

 たとえば、<marquee>〜</marquee>でマークアップした文字は次のように右から左にスクロールを繰り返す。

<marquee>による文字のスクロール <marquee>による文字のスクロール
<marquee>あいうえお。かきくけこ。さしすせそ。たちつてと。なにぬねの。</marquee>
ブラウザで表示を確認する

CSS 3のマーキー

 CSS 3の草案「CSS Basic box model」では、ボックスに収まらないコンテンツを表示する方法の1つとしてマーキーを利用することができる。

 前回の記事で紹介したように、ボックスに収まらないコンテンツの表示はoverflowプロパティで指定する。たとえば、CSS 2や2.1で「overflow: scroll」と指定すれば、ボックスにスクロールバーを表示してコンテンツ全体を閲覧することができる。

スクロールバーを表示してコンテンツ全体を閲覧できるようにしたもの スクロールバーを表示してコンテンツ全体を閲覧できるようにしたもの
div	{
	overflow: scroll;
	white-space: nowrap; 
	width: 200px;
	border: solid 1px gray;
	}
<div>あいうえお。かきくけこ。さしすせそ。たちつてと。なにぬねの。</div>
ブラウザで表示を確認する

 これに対し、CSS 3では「overflow: scroll」と指定したときに、overflow-styleプロパティでスクロールの方法を指定することができる。

 たとえば「overflow-style: scrollbar」と指定すれば従来のようにボックスにスクロールバーを表示するが、「overflow-style: marquee」と指定すればボックス内でコンテンツがスクロールするようになる。

 しかし、現状ではoverflow-styleプロパティをサポートしたブラウザはなく、SafariOperaCSS 3の草案をベースに独自の形でマーキーをサポートしている。

SafariがサポートしたCSSマーキー

  • コメント(1件)

#1 tomita  - 2008/08/18 18:08:57

builder編集部の冨田です。いつもご愛読頂きまして、ありがとうございます。 本記事に訂正個所がございます。 2ページ目の「Open Mo... 続きを見る
» 不適切なコメントを報告する
記事に関係する情報をコメントでお寄せください

ニックネーム : CNET_IDにログインしてコメントする

コメント本文(必須) :
  • 昨日のトップ記事
  • 2日前
  • 3日前
  • 8日前
  • 9日前
  • 新着記事
  • 人気記事
  • 特集
  • ブログ