Linuxでゼロから作るメールサーバ--第7話:DNSサーバの設定
この連載では、ネットビジネスの立ち上げを目指す赤井君といっしょに、Linuxを使ってメールサーバを動かすまでの過程を学びます。今回は、メールアドレスをきちんと目的のサーバに届けるために必須である「DNSサーバ」を動かします。
前回はついにサーバマシンへのRed Hat Enterprise Linuxのインストールを終えた赤井君と服部君。今回は、メールをきちんとサーバへ届けるために重要な「DNSサーバ」を動かすための設定を行います。これまでとくらべてちょっとレベルが上がりますが、赤井君はついてこられるでしょうか?
DNSはインターネットの「電話帳」
服部(以下:服):インストールもできたし、次は「DNSサーバ」の設定だ!
赤井(以下、赤):あのさ、DNSサーバって何をするものなの?
服:以前、俺たちのサイト用にドメイン(eo3ke.com)を取得しただろ。そのドメインの名前や所在をお知らせするサーバってとこだな。この設定を正しく行わないと、お客さんからメールを送ってもらっても届かなくなってしまうんだ。
先輩:そう! DNSとは「Domain Name System」の略。その主な役目は、ドメイン名(ホスト名)とIPアドレスをひもづけることなのであーる!
赤:あ。南さん、起きたのですね。さすがに昨日は飲みすぎましたね。
先輩:飲みすぎた、飲みすぎた、はっはっはっはっ!!
赤:ところで、「ひもづけ」って、具体的にはどういうことなんでしょう?
先輩:つまりだな、DNSを使うと、「sios.com」のように表示されるドメイン名から「203.167.53.129」のように表示されるIPアドレスを見つけ出したり、その逆が可能になるのだよ。ちなみに、「ドメイン名からIPアドレス」を見つけることを「正引き」と呼び、その逆を「逆引き」と呼ぶんだ。
赤:なるほど。
服:インターネットに接続されているコンピュータ同士は、IPアドレスを使って通信するんだけれど、このDNSの仕組みがあるから、ユーザーは数字が羅列されているIPアドレスを意識せずに、覚えやすいドメイン名で、インターネット上の各サービスを利用できるんだよ。
赤:そうか! 仕組みはよくわからないけど、つまり、名前から電話番号を検索したり、電話番号から名前を検索したりすることができる、そんな電話帳だと考えればいいのかな。それはきちんと設定しないといけないね。
先輩:そのとおりだ、赤井くん! DNSの設定を正しく行わないと、サーバへのアクセスができなくなるから、ここは正確に設定しないといけないぞ! わっはっはっ!!
服:……先輩、まだテンション高いっすね。今日は仕事じゃないんですか?
先輩:土曜日だし、会社は行かなくても大丈夫だ。
服:じゃあ、先輩、DNS設定にもお付き合いをお願いします。
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