GWTでJavaScriptを書かないAjax開発--第2回:アプリケーションの生成と実行

沖林正紀
2007/10/25 07:00

前回はGoogle Web Toolkit(GWT)の概要と、これを用いたアプリケーション構築の全体的な流れを紹介した。今回は、GWTのコマンドによってアプリケーションの雛形を生成し、それを実行してみることにしよう。

Eclipseプロジェクトの生成

 読者の中には、Eclipseを使い慣れている方もいらっしゃるだろう。projectCreatorというコマンドを実行すると、アプリケーションをEclipseプロジェクトとしてインポートできるようにするためのファイルを生成できる。コマンドのオプションは以下の通り。

projectCreator (-ant Antビルドファイル名) (-eclipse プロジェクト名) (-out ディレクトリ名) (-overwrite|-ignore)
  • オプション
    • -ant Antビルドファイル名:ビルドファイル名を別途指定する場合(名称には自動的に拡張子.ant.xmlがつけられる)
    • 他のオプションはapplicationCreatorを参照

 GWTExample1というEclipseプロジェクトを前述のexample1ディレクトリに生成した例をリスト2に示す。example1\srcディレクトリは、同じディレクトリで生成していない場合のみ生成される。それ以外にディレクトリが1つ、ファイルが2つ生成されていることが分かる。

リスト2 Eclipseプロジェクトの生成例(ドライブ名など一部省略)

%GWT_HOME%> projectCreator -eclipse GWTExample1 -out example1
Created directory example1\src  ← applicationCreatorで生成されていない場合
Created directory example1\test
Created file example1\.project
Created file example1\.classpath

 あとはEclipseでのインポート時に「既存プロジェクトをワークスペースへ(Existing Projects into Workspace)」を選択してexample1ディレクトリを指定すれば、図1のようにインポートされる。

図1 図1 Eclipseにインポートされたプロジェクト(Eclipse3.2の例)

 なお、Eclipse3.2では特に問題は無かったものの、Eclipse3.3ではプロジェクトにおけるJUnitライブラリのクラスパスについて警告が表示されることがあるので、プロジェクトの設定を修正しておいたほうが良いだろう。

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