Windowsの歴史 Windows Server 2003編:存在も機能も地味、しかし人気のOS
Windows XPと同じカーネルを使ったサーバが「Windows Server 2003」である。このサーバOSは、Windows 2000 ServerとWindows Server 2008の間に挟まれた地味なOSで、機能的にも地味だった――しかし、市場では人気が高かったのだ。
Windows Server 2003とTrustworthy Computing
Windows XPの発売が2001年であるのに対し、同じカーネルを使っているWindows Server 2003の発売は2003年と、2年の開きがある。ベータテストも同じように行われていたにもかかわらず、間隔が長すぎるのだ。
その原因は「Trustworthy Computing」(信頼できるコンピューティング)である。
Microsoftは2002年1月、セキュリティを全面的に強化していく方針を発表。それに伴い、全プログラマーが「セキュアプログラミング」、つまりセキュリティホールを作ってしまわないような方法論の教育コースを受講し、開発中の製品の全ソースコードも検査。ソースコードを監査するツールも導入されたという。
こうした施策の結果、製品開発期間が数カ月以上延びたという話を聞いたことがある。
Trustworthy Computingの発表は、Windows XPの発売直後、Windows Server 2003の発売直前だったため、両OSの発売間隔が延びてしまったのだ。
Windows XPは新しいGUI「Luna」を搭載したため、新鮮な印象を受けた(参考記事:Windows XP編:登場から8年--多くのユーザーに使われ続けた定番Windows)。
Windows Server 2003もスタートメニューのレイアウトなどはLunaベースになっていたが、角の取れたウィンドウや目立つクローズボタンの導入は見送られた。
ワークステーションの仕事はそこで操作している人間の生産性を上げることである。見栄えが良くなれば生産性も上がる(かもしれない)。そのため、GUIにCPUパワーを割くのは理にかなっている。
しかし、サーバの仕事はネットワーク経由でやってくるサービス要求に応えることだ。
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