リモートのLinuxデスクトップをWindowsから操作する方法教えます
筆者は最近、「Linuxマシンから、リモートのWindows 7を使う方法」という記事を執筆した。すると同じことをWindowsマシンから行う方法を教えてほしいという声が寄せられてきた。こういったことは難しいに違いないと思っている読者の方もおられるかもしれない。しかし、本記事を読めばそれがいかに簡単なことであるかに驚かれるだろう。
とは言うものの、そもそも「どうしてそんなことをする必要があるのか?」という疑問を抱いている方もいるかもしれない。その答えは、管理の一元化ということに尽きる。あなたにも、問題を解決するために複数のコンピュータの間を何度も行き来し、時間を無駄にしたという経験があるはずだ。上述の記事では、LinuxマシンからWindowsに接続する方法を紹介した。そして本記事では、WindowsマシンからLinuxに接続する方法を紹介している。これによって、1台のPCからの管理作業が、より簡単に行えるようになるはずだ。では、具体的な設定方法について説明することにしよう。
前提
まず最初に書いておくべき重要な前提は、WindowsデスクトップとLinuxデスクトップの双方が正常に動作しており、ローカルのネットワーク環境に接続されているということである。また、説明をシンプルにするために、IPアドレスは192.168.1.xという固定アドレスを想定している。読者の方もお分かりのことと思うが、(今回のような場合には)静的なIPアドレスを使用することにより説明がより簡単になるのである(動的なIPアドレスを使用する場合、デスクトップマシンに対して割り当てられたIPアドレスを取得する必要がある)。
使用するソフトウェア
必要となるソフトウェアは以下の2つのみである。
Windows側のソフトウェアは、ほとんどのユーザーにとって簡単にインストールできるはずである。インストーラをダウンロードし、ダブルクリックするだけだ。多くのWindowsユーザーにとっては、Linux側のソフトウェアをインストールする方が、どちらかと言えば難しく感じるだろう。
もちろん、Linux側のインストールが簡単かどうかは、あなたの使用しているディストリビューションによって変わってくる。とは言うものの、基本的には以下の手順に従うだけでよいはずだ。
- アプリケーションの追加と削除ツール(SynapticやUbuntu Software Center、gnome-packagekitなど)を起動する。
- 「x11vnc」を検索する(「」自体の入力は不要)。
- 検索結果からインストール対象である「x11vnc」を選択する。
- [Apply](適用)をクリックしてインストールを行う。
コマンドラインを用いて行いたいという方は、以下の手順でLinuxソフトウェアをインストールすることもできる。
- ターミナルウィンドウを開く。
- 「sudo apt-get install x11vnc」といったコマンドを実行する(こういったコマンドは、あなたが使用しているディストリビューションによって異なってくる)。
すべてのアプリケーションがインストールできたのであれば、準備は完了だ。
Linux側の作業
この作業は本当に簡単である。x11vncサーバを立ち上げるだけだ。(「man x11vnc」コマンドを実行して)x11vncのマニュアルページを見てもられば、数多くのサーバ用オプションが用意されているということが分かるだろう。これらのなかでも、お勧めのものは「-forever」オプションである。このオプションを指定せずに起動コマンドを実行した場合、クライアントのセッション切断と同時にx11vncサーバが停止することになる。
このため、ターミナルから実行する際のお勧めコマンドは以下のようになる。
x11vnc -forever
このコマンドを実行すると、プロンプトは返ってこないということが分かるはずだ。コマンドの末尾に文字「&」を追加しても、x11vncはプロンプトを返してこない。このため、/etc/rc.localファイルの最後に「x11vnc -forever」といった行を追加しておくのが良いだろう。このようにしておくことで、x11vncサーバがシステム起動時に自動的に立ち上がるようになる。
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