Windows Vistaの使い勝手を向上させる10の小技 パート2

文:Ed Bott 翻訳校正: 石橋啓一郎
2008-06-24 08:00:00
Windows Vistaはちょっと手を加えるだけで使い勝手が向上する。本記事では、Windows検索、自動バックアップ、ネットワーク上のファイルへのアクセス、電源管理などに適用できる小技を紹介する。
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10.電源管理を使いこなす

 18ヶ月かかって最新のドライバやパッチが提供され、その多くがサービスパック1に組み入れられた。厄介が多かった初期のVistaのスリープモードと休止状態の問題の多くは、今では修正されている。Vistaの新しい電源管理の機能の一部をまだ活用していないのであれば、これらの小技は電気代の削減やオフィスの気温を1度か2度下げることに繋がるかも知れない。

 これまでにWindows XPの電源管理の設定を使ったことがあるのであれば、Vistaにしかないデスクトップシステムの性能を向上させる設定である、ハイブリッドスリープモードのことを学ぶべきだ。デスクトップPCでXPのスタンバイモードを使う場合の問題は、セーフティネットが提供されていないということだ。停電が起こったり、間違って電源ボタンを押してしまったり、コンセントを抜いたりしてしまえば、保存されている状態(および、保存していないあらゆるファイル)は数ミリ秒で失われてしまう。その代わりに、メモリの内容をハードディスクのファイルに書き出しておく休止状態を使うこともできるが、この場合データファイルは守られる一方、作業に復帰する時に時間がかかってしまう。

 そこで登場するのがハイブリッドスリープモードだ。このモードでは、PCをスリープ状態にするとハイバネーションファイルが保存され、その後システムは従来のスタンバイモードに似た低電力モードに入る。システムを再開する際には、数秒間で元の状態に戻る。もし電源が落ちてしまった場合でも、情報は失われない。再起動すると、システムはハイバネーションファイルを見つけ、これを使って状態を復帰させる。ハイブリッドスリープを使う場合の唯一の難点は、最初にスリープをする時に普通よりも若干長い時間かかるということだけだ。

 もちろん、ノートPCにはハイブリッドスリープは必要ではない。ノートPCの場合のスリープモードでは、バッテリーの残量が少なくなりデータの損失が起こる可能性のある水準になると、システムは自動的にスリープモードから休止状態に切り替わる。

Vistaの電源管理でスリープを活用する

 私はデスクトップとノートブックでは、次の3つの設定を行う。これらはすべて、コントロールパネルの電源オプションから操作できる。

  • 電源プラン。特別な状況以外では、私はもともと用意されている「バランス」プランを利用するか、OEM供給されているデスクトップPCやノートPCの場合、それに相当するプランを利用する(ソニーのVAIOの場合、これは「VAIO標準設定」であり、DELLの場合は「Dell Recommended」になる)。デスクトップPCでは、「高パフォーマンス」を使いたいと思う人もいるかも知れない。だが、このオプションを選ぶ理由があるとすれば、バックグラウンドタスクを実行している際に、プロセッサが省電力モードに入ったり、スリープモードに入ったりしないことを確実にしたい場合だけだ。
  • 電源ボタンを押した時の動作。私の好みは、ノートブックPCでは、電源ボタンを押すと休止状態になるように設定し、スリープボタンを押した時とカバーを閉じた時にはスリープモードに入るようにすることだ。デスクトップPCでは、私は電源ボタンを押した時にもハイブリッドスリープになるように設定する。
  • 詳細設定。詳細設定タブでは、それぞれの電源プランの動作について細かく設定を行うことができる。デスクトップPCでは、スリープモードをオンにし、休止状態には入らないように設定するのがよい。ノートPCの場合には、ハイブリッドスリープはオフにする。

 もちろん、スタートメニューのロックボタンの右側にある矢印をクリックし、メニューからシャットダウンを選ぶことで、スタートメニューから電源を落とすこともできる。もしこのオプションにアクセスしやすくしたければ、shutdownコマンドを使ってショートカットを作成すると良い。shutdown /sというコマンドは、60秒間警告を表示する。shutdown /p /fは、警告を表示せず、強制的にすべてのプログラムを閉じてシャットダウンを行う。/s スイッチを使ってシャットダウンの手順に入った後に気が変わった場合には、/a スイッチを使い、shutdown /aを実行することで手順を中断することができる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ