Windows XPが起動しない!困ったときにまず試せることはたくさんある

文:Greg Shultz 翻訳校正:吉井美有
2008-02-19 08:00:00
コンピュータの電源は入るがWindows XPが正しく起動しない。こんなときは、トラブルシューティングが必要だ。今回は原因として考えられることを挙げるとともに、問題を修復するためにできることを解説している。
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 コンピュータの電源が入り、ハードウェアは問題なさそうに見えるものの、OSであるWindows XPが正しく起動しない場合、OSを調査して問題を特定し、その問題を修復するというトラブルシューティングの旅に出る必要がある。あなたのこの旅を少しでも楽にできるよう、Windows XPが起動しない場合にできること10項目を以下に挙げる。

#1:Windows起動ディスクを使用する

 Windows XPが起動しない問題の原因を究明するために最初にやるべきことは、Windowsの起動ディスクを使ってみることだ。このフロッピーディスクは、アクティブパーティションの起動レコードか、OSがWindowsを起動させるために使用するファイルのいずれかが壊れていることによって問題が引き起こされている場合に重宝する。

 Windows起動ディスクを作成するには、問題を抱えているシステムと同様の設定で正しく動作しているWindows XPシステムのドライブにフロッピーディスクを挿入した後、「マイコンピュータ」を起動してフロッピーディスクのアイコンを右クリックし、コンテキストメニューから[フォーマット]コマンドを選択する。「フォーマット」ダイアログボックスが表示されたら、設定をすべてデフォルトのままにした状態で[開始]ボタンをクリックする。フォーマットが完了したら、「フォーマット」ダイアログボックスを閉じて「マイコンピュータ」に戻り、ルートディレクトリにアクセスするためにCドライブアイコンをダブルクリックして以下の3つのファイルをフロッピーディスクにコピーする。

  • Boot.ini
  • NTLDR
  • Ntdetect.com

 起動ディスクを作成した後、問題を抱えているシステムのフロッピードライブにそのディスクを挿入し、[Ctrl][Alt][Delete]を同時に押下してコンピュータを再起動する。Windowsの起動ディスクから再起動する場合、コンピュータはハードディスク上のアクティブパーティションとブートファイルをう回してWindows XPを通常どおりに起動しようとする。

(日本語版の注:CD-ROMドライブを使用できる状態では、CD-ROMからWindows XPを起動すればよい。インストール用起動ディスクを作成するには、フォーマット済みフロッピーディスクが6枚必要となるので注意してほしい。また、マイクロソフトのダウンロードセンターからインストール用起動ディスクのデータをダウンロードすることもできる。詳しくはKB 880422(http://support.microsoft.com/kb/880422/ja)を参照してほしい。)

#2:「前回正常起動時の構成」を使用する

 「前回正常起動時の構成」でOSを起動することもできる。この機能を使うと、ハードウェアやドライバ設定が定義されているCurrentControlSetレジストリキー中に含まれている、問題の元凶となる変更すべてを取り消すことができる。つまり「前回正常起動時の構成」機能は、CurrentControlSetレジストリキーの内容を、最後にOSが正常に起動された際に使用していたバックアップコピーで置き換えるのだ(日本語版の注:この方法で起動すると、「前回正常起動時」以降の変更はすべて失われるが「HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet」キー以外のレジストリキーに対する変更は保持される。詳しくはKB307852等を参照してほしい)。

 「前回正常起動時の構成」機能を使用するには、まず[Ctrl][Alt][Delete]キーを押下してコンピュータを再起動する。そして「オペレーティングシステムの選択」というメッセージが表示されるかビープ音が1回聞こえたら、[F8]を押下し、「Windows拡張オプションメニュー」を表示させる。その後、このメニューから「前回正常起動時の構成」を選択して[Enter]を押下する。

 「前回正常起動時の構成」機能は一度しか使えないことに注意する必要がある。言い換えれば、この機能を用いた最初の試みでWindows XPを復元させることができなかった場合、バックアップコピーも壊れているということだ。

#3:「システムの復元」を使用する

 Windows XPが起動できない場合に利用できるもう1つのツールに「システムの復元」がある。「システムの復元」はサービスとしてバックグラウンドで実行されており、システム内の重要なコンポーネントに対する変更を継続的に監視している。そして変更が発生しようとしていることを検出すると、「システムの復元」は変更が発生する前に重要なコンポーネントのバックアップコピーをその場で作成する(こういったコピーは「復元ポイント」と呼ばれている)。「システムの復元」のデフォルト設定では、24時間毎に復元ポイントを作成するようになっている。

 「システムの復元」を使用するには、まず[Ctrl][Alt][Delete]を押下してコンピュータを再起動する。そして「オペレーティングシステムの選択」というメッセージが表示されるかビープ音が1回聞こえたら、[F8]を押下し、「Windows拡張オプションメニュー」を表示させる。その後、このメニューから「セーフモード」を選択し、[Enter]を押下する。

 Windows XPがセーフモードで起動したら[スタート]ボタンをクリックし、[すべてのプログラム]−[アクセサリ]−[システムツール]から[システムの復元]を選択する。OSはセーフモードで実行されているため、「システムの復元」ウィザードの最初の画面で表示される選択肢は[コンピュータを以前の状態に復元する]のみであり、デフォルトでそれが選択されているため、そのまま[次へ]をクリックする。そして、ウィザードに従って復元ポイントを選択することで復元処理が開始される。