グーグル、「Chrome OS」デモイベントを開催--ソースコードを公開
翻訳校正:湯木進悟
UPDATEグーグルは米国時間11月19日、同社本社で「Chrome OS」デモイベントを開催し、同OSの内容を明らかにした。また、同OSのソースコードも初公開した。
UPDATE Googleは、初の軽量OSのリリースに向けて準備を進めており、「Chrome OS」プロジェクトのソースコードを初公開した。
Googleは米国時間11月19日午前10時、カリフォルニア州マウンテンビューの本社に多くのテクノロジ関連の報道陣を集めてイベントを開催し、ネットブック向けの新たなタイプのOSとして開発を進めているChrome OSのデモンストレーションを披露した。また、GoogleのOS関連の公式ブログにて指摘されているように、ソースコードに詳しい人々は「Chromium」プロジェクトのブログからChrome OSを試用できるようになっている。
ここでは同イベントの様子を時間にそって紹介する。
米国太平洋標準時間10:10 a.m.:Googleのプロダクトマネジメント担当バイスプレジデントであるSundar Pichai氏は「Chrome OSの正式リリースは1年ほど先になる」と語って期待を高めつつ、プレゼンテーションを開始した。19日にベータ版がリリースされたり、何らかの搭載製品が発表されたりすることはないものの、大きなニュースとしては「コードが完全にオープンになった」点が挙げられると、Pichai氏は述べた。いまやGoogleの開発者は、コミュニティーにて協力しながらプロジェクトへ取り組めるようになった。
10:22 a.m.:Chrome OS上のあらゆるアプリケーションはウェブアプリケーションとなると、Pichai氏は説明した。これにより、ユーザーはシステム上へアプリケーションのインストールが不要になるため、高速化に加えて、とりわけセキュリティの向上というメリットが実現すると、同氏は語っている。
10:36 a.m.:Pichai氏に続いて登場した、Chrome OSのエンジニアリングディレクターであるMatthew Papakipos氏は、どのようにChrome OSは内部で動作するようになっているのかに関して、Googleの取り組みを説明した。GoogleがChrome OSで目指しているものは、つまるところはスイッチをつければすぐに映るテレビのようなChromeベースのノートPCを作ることにあるという。ブートローダは排除されており、通常ならば起動時にOSと一緒にロードされる全サービスを、実際に必要となるまではロードしなくてもよいように、カーネルの最適化が図られている。
また、ウェブアプリケーションが許可されたものかどうかをチェックする複数のサインキーを用いる、認証された起動プロセスが採用されている。Papakipos氏は、Chrome OSがマルウェアをダウンロードしようとすると何が起こるのかを示すデモンストレーションも披露した。マルウェアが発見されると、クリーンなイメージに戻すためにシステムの再起動が行なわれる。Chrome OSはウェブベースであり、データもクラウド上にバックアップされているため、こうしたことを通常のPCやMacで実施するよりは実に容易になっているという。
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