Windows 7のUACはVistaよりも柔軟
Windows 7のユーザーアカウント制御(UAC)はVistaよりも柔軟に設定できるようだ。
米国時間の1月7日に公開されたWindows 7のベータ版を、読者はもう試してみただろうか。筆者は自宅のメインマシンにWindows 7をクリーンインストールし、普段使いのOSとして利用し始めた。ただし、Windows XPやVistaからWindows 7へのアップグレードは、多少クセがあるようなのでご注意を。
さて、本題であるWindows 7のユーザーアカウント制御(UAC)のデフォルト設定は、Vistaのそれとは多少違うようだ。
Windows VistaのUACは、オン、オフ、あるいはツールを活用するなどして一時的に無効にすることが可能だったが、Windows 7では選択肢が4つに増えた。
- 常に通知する(Always notify me)
- デフォルト(Notify me only when programs try to make changes to my computer)
- Notify me only when programs try to make changes to my computer (do not dim my desktop)
- 通知しない
1と4はWindows Vistaでいうオンとオフに該当する。
2はWindows 7ベータ版時点でのデフォルト設定。アプリケーションのインストールなど、プログラムがコンピュータやWindowsの設定を変更しようとする場合は、デスクトップが暗転して「セキュアデスクトップ」モードに入る。セキュアデスクトップ環境下では、ユーザーは変更の可否を決定するまでコンピュータ上で他の作業を行うことができない。同様にプログラムを実行することも不可能な環境におかれる。
3は、プログラムがコンピュータやWindowsに変更を加えようとする場合に通知をあげてくるが、セキュアデスクトップモードには入らない。また、ユーザーがWindowsの設定を変更する場合はアラートをあげない。Windows 7のヘルプでは設定3を「ミディアムレベルのセキュリティ」と評価している。
Windows 7のインストール直後はアプリケーションのインストールが作業の大部分を占めるため、UACによる通知とセキュアデスクトップがわずらわしく感じられるかもしれない。UACの調整手順を下記に記しておく。
あるいは、
ただし、セキュアデスクトップには当然意義がある。Ben Fathi氏はマイクロソフトのEngineering Windows 7 ブログで次のように書いている。
画面が「セキュア デスクトップ」に切り替わるのは、悪意のあるソフトウェア攻撃が UAC インターフェイスを模倣して (UI スプーフィング)、ユーザーに UAC プロンプトで、 [はい] をクリックさせようとすることを避けるためです。デスクトップがこの「セキュアな」状態にある場合、そのような攻撃を行うことはできません。
ちなみに、Fathi氏はMicrosoft Corporate Vice President of Development, Windows Core Operating System Divisionを務めているが、2006年時点では同じくCorporate Vice President、しかし所属はSecurity Technology Unitだった。
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