Windows 7で改善されるVistaの6つの弱点
翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
Windows 7で改善されるWindows Vistaの弱点を6つ解説するとともに、日常的なタスクがどのように簡素化され、かつより効率の良い方法で実行できるようになるのかについても説明する。
私は時々、Microsoftのインタフェースデザイナーが出勤する際、毎日どれだけの勇気を振り絞っているのかということに思いを馳せることがある。これは実際のところ、外部の人間には知る由もない。しかし、私は過去2年以上にわたってWindows Vistaのユーザーインタフェースについて数え切れないほどの不平を見聞きしているのだ。このOSは一般的なユーザーから見た場合、あまりにも多くの選択肢を提供している一方で、上級ユーザーから見た場合、十分な選択肢を提供していないのだ。つまり、複雑なものになり過ぎている面と、初心者向けに簡素化し過ぎた面を抱えているのである。そして、双方の面が同時に見られることさえあるのだ。批評家の声に耳を傾け過ぎたことで、Vistaのデザイナーはすべての機能をXPよりも劣ったものにしてしまったのだ。実際、VistaはWindows 98よりも劣っているという不満があり、まもなく登場するWindows 7もVistaの二の舞になるという声もある(関連英文記事)。
しかし、そんなことはないのかもしれない。私は3年以上にわたってWindows Vistaをフルタイムで使い続けており、ここ数カ月は毎日、Windows 7のさまざまなビルドを使ってきている。その私がWindows 7において、大きくはないものの重要な改善点を多数感じ取っているのだ。このため、Microsoftのソフトウェア開発者たちは、さまざまな批判から何かを学び取ったと言ってもよいのかもしれない。
本記事では、Windows 7で改善されるWindows Vistaの弱点を6つ解説している。そしてそれぞれの弱点が改善されることで、日常的なタスクがどのように簡素化され、かつより効率の良い方法で実行できるようになるのかについても解説している。つまりこれらは、Windowsの開発者たちが「自分たちのやり方を押しつける」という今までのやり方では通用しないと考えるようになっているという証拠にもなるはずだ。
#1:面倒なプレビュー
この2〜3年の間、私は少なくとも週に1度、VistaのWindowsエクプローラにおけるプレビューペインの設計責任者を呪っている。Vistaにおけるプレビューペインは素晴らしいアイデアであり、Windows XPで提供されているプレビュー機能から比べると大きな進歩を遂げている。プレビューペインを表示させておけば、エクプローラの一覧中でファイルを選択するだけでプレビューでき、その内容を推測しなくても済むようになるのだ。ただ問題は、Vistaのプレビューペインを表示させるには、マウスを3回もクリックして階層メニューをたどっていかなければならないという点にある。
プレビューペインを非表示にする際にも同じ操作を行わなければならない。このため、ファイルの内容を手っとり早くプレビューし、その後で画面を元に戻すには、マウスを6回もクリックしなければならないのだ。
Windows 7では、すべてのエクスプローラウィンドウ中の詳細ペインのすぐ上にあるコマンドバーに、プレビューペインの表示/非表示ボタンが追加されている。
クリックするとプレビューペインが表示され、再びクリックすると非表示になる。メニューの操作は(階層化メニューも含めて)いっさい必要ない。
これで私の人差し指も痙攣することがなくなるはずだ。
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