MySQLは5.1、6.0、6.xでどう進化するか
サン・マイクロシステムズのジミー・ゲレロ氏が、MySQL 5.1、6.0、そして6.xについて語った。5.1は今年末、6.0は2009年後半、6.xは2010年第4四半期頃という公開スケジュールだそうだ。
今後のリリースのポイント
Sun Microsystemsでデータベースグループのシニアプロダクトマーケティングマネージャを務めるJimmy Guerrero氏が、「MySQL ユーザコンファレンス 2008」で開催された報道陣向けラウンドテーブルにおいて、MySQLの将来的なリリースの予定を紹介した。
まず、次バージョンとなるMySQL 5.1では主に次のような機能が追加される。
Jimmy Guerrero氏
パーティショニングは最も期待されている機能のひとつであり、特にデータウェアハウジング分野での活用を視野に入れているとのこと。
レプリケーションについては、従来は非同期型のステートメントベースレプリケーション(SBR)であったが、行ベースにすることでレプリケーションがリソースを使うことが無くなり、パフォーマンスが大幅に向上するという。行ベースとステートメントベースを組み合わせたハイブリッド方式もサポートされる。
MySQL 5.1は現在、RC 5.1.28がダウンロード可能であり、GA(正式リリース)は今年末リリースの予定となっている。
2009年後半でのリリースを目指して開発が進められているMySQL 6.0では、主に次のような機能が追加される予定となっている。
- 新ストレージエンジン「Falcon」
- クロスエンジンおよび非ブロックでのバックアップ
- オンラインでのカラムの追加(クラスタ構成時のみ)
- レプリケーションのコンフリクト検出(クラスタ構成時のみ)
- オプティマイザの拡張
- パフォーマンス改善
その後のリリースとなるMySQL 6.xでは、次世代データベースのための様々な機能の提供を予定しているとのこと。その内容はストレージエンジン、パフォーマンス面、管理面、セキュリティ面などあらゆる場所に及ぶ。
詳細はまだ検討中の部分が多いのだが、2009年半ば頃にはアルファおよびベータ版の公開を開始し、2010年の第4四半期頃に正式リリースしたいとの話である。ただしこのスケジュールはあくまでも見込みのものであり、今後変更される可能性も十分にある。
ここで挙げられた機能について、どの機能がどのエディションに含まれるかということについては公式には決定されていない。ただし、Sun MicrosystemsのCEOであるJonathan Schwartz氏は、MySQLの各機能は全てのエディションに対応できるように開発するよう指示しているとのことである。
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