HTMLを理解していないウェブ開発者ってどうよ?
翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
HTMLを理解していないウェブアプリケーション開発者に遭遇したことをきっかけに、今の時代にHTMLを学ぶ理由について考察するとともに、有益なHTML学習リソースを紹介する。
ついこの間、あるプロジェクトにおいて、ウェブアプリケーション開発における表示の問題で悩んでいた開発者を手伝っていた時のことである。私がウェブページのHTMLソースを表示させると、彼は私がソースコードを読めるということに驚いた様子であった。私はこの一件で、ウェブ開発者がHTMLにどの程度精通しておくべきかということについてあれこれ考えさせられた。そして、自らのアプリケーションを開発するためのテクノロジを完全に理解していない、名前だけのウェブ開発者など受け入れることはできないという結論に達したのだ。
背景
私がウェブページの作成を始めた頃は、ウェブサイトをホスティングしているUNIXサーバ上でviエディタを用いて手作業でコーディングしていた。こう言うと、歳がばれてしまうだろう。そして標準的なHMTLとPerlを用いて数多くのウェブサイトを構築していたのだ。こういったウェブサイトはとても機能的なものであったが、今日可能となっているものには及ばない。
最新のHTML(HTML 4.01)は1999年から使用されている。CSSやJavaScriptを始めとする、数多くの関連規格が進歩している一方、HTMLはウェブエクスペリエンスの中核であり続けている。次世代のHTML(HTML 5.0)は策定中(関連記事はここ)であるものの、いつそれが確定されるのかは誰にも判っていない。(ブラウザはHTML 4.01にはない多くの機能を取り入れてきており、そういった機能の多くがHTML 5.0に含まれているということは特筆に値する)。
開発者がウェブアプリケーションを構築するためにどのような開発プラットフォームやツールを使用しようと、最終的な成果物はHTMLと、おそらくはCSSやJavaScriptを用いて描画したウェブページとなる。このことは、ASP.NETやJSP、PHPなどを使用している開発者にとっても同じである。その一方で、こういったページの開発方法は、今日利用可能なツールによって劇的に変化してきている。
今の時代にHTMLを学ぶ理由
あなたがHTMLに精通していないのであれば、他に学ぶべきことが数多くあるのに、なぜ今HTMLを学ぶ必要があるのかと不思議に思っているかもしれない。HTMLを学ぶことで、あなたの開発者としての生産性と価値は確実に高まるのだ。要するに、ウェブページがどのようにしてブラウザの画面上に表示されるのかという詳しい知識を身に付けておけば、ウェブインタフェースに存在するバグをずっと簡単に見つけられるようになるのだ。
さらに、HTMLについの知識(そしてCSSについての知識)があるということは、アプリケーション開発に使用するツールが何であったとしても、作業を行えるということなのだ。つまり、お気に入りの開発ツールや、ウェブサイトの構築に使用されたツールに縛られるようなことがなくなるわけである。また、ソースコードに関する知識を身に付けることで、最終成果物に対して今まで以上の自由を手にすることができるようにもなる。お気に入りのツールを用いてアプリケーションを構築した後、ソースコードの内容に対して微調整を加えることもできるようになるのだ。
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