Movable Typeの魅力はコミュニティにあり--「参加するイベント」に意気込み
シックス・アパートが8月19日に「Movable Type Developer Conference」を開催する。ブログという言葉すら一般的ではなかった時代、日本におけるMTの展開はコミュニティが主導していた。同社は本カンファレンスを機会に、当時の興奮を再現したいと語っている。
日本のブログブームを準備したMovable Type
Movable Typeは2003年12月にSix Apartの日本法人が設立される前から、多くのブロガーに愛されてきたプラットフォームです。「ブログブーム」と呼ばれて大きな流行を生み出す前に日本のブログ界を支えていたのは、Movable Type(MT)周辺で開発やデザインを試行錯誤した多くのMTユーザーだったといっても過言ではありません。
当時はMTのユーザーインタフェースだけでなく、リファレンスなどのドキュメントもすべて英語で表記されていました。有志はこれらの日本語化に取り組んだり、自らのブログで構築方法やTipsを共有していたのです。
もちろん、現在でもこうした情報共有は続いているのですが、情報が少なかった数年前のほうが活発に行われていたという感もあるでしょう。
参加できるカンファレンス
上ノ郷谷太一氏
当時からMTでブログを構築し、自作テンプレートを公開していた上ノ郷谷太一氏は、「MTが普及し始めた頃はとてもエキサイティングな時期だった」と語っています。現在、Movable Typeの製品企画マネージャとしてシックス・アパートに参加している上ノ郷谷氏は、そのときの興奮を2008年8月19日に開催される「第2回 Movable Type Developer Conference」で再現したいと考えています。
今回のカンファレンスでは、MTのバージョン4でインタフェースデザインを担当したBeau Smith氏が来日して基調講演を行います。本講演ではMTの活用方法について、開発している側からの詳しい解説を聞くことができるでしょう。
しかし、本カンファレンスの最大の魅力はライトニングトークかもしれません。ライトニングトークとは、5分〜10分という短い時間を使って、マメ知識や開発手法、失敗談や質問など、様々な話を次々に展開するオープンセッションのことです。
カンファレンスといえば、通常、話をする側と聞く側に隔たりがある場合が多いのですが、ライトニングトークという場を設けることで、誰でも気軽に話せるオープンな雰囲気に変わります。
ライトニングトークが、上ノ郷谷氏が考える当時の興奮の再現をかたちにしたものといえるでしょう。
オープンなやり取りから生まれる機能
金子順氏
ライトニングトークはもちろん、雰囲気作りのための企画という位置付けだけではありません。シックス・アパートの文化とMTの開発にも、ライトニングトークは密接な関係があるのです。
シックス・アパートでは毎週、「Hack Day」と呼ばれる自由な開発を行える日を設けています。それぞれが独自に行っている研究を進めたり、開発の成果を発表する機会となっているのです。
以前は「Movable Type 4 ハッカソン」というイベントが開催されましたが、それは社内の開発者だけでなく、ユーザーも巻き込んだ拡大版といえるものでした。シックス・アパート執行役員で製品企画担当の金子順氏は、こうしたオープンで自由なやりとりの中で生まれた機能が、4.1や4.2で実装されていると言います。金子氏は、本カンファレンスで次期バージョンへのヒントや現バージョンでの課題点などをユーザーから聞き出すことができたらと、期待を寄せています。
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