モジラ、「Firefox」後継製品のアイデアを一般から募集--ブラウザのOS化は進むか
翻訳校正:佐藤卓、長谷睦
モジラの研究部門が、ブラウザ「Firefox」の後継製品のコンセプトを募るプロジェクト「Concept Series」を開始した。すでに寄せられたアイデアから垣間見えるのは、ブラウザがOSに取って代わる未来の姿だ。
Mozillaの研究部門であるMozilla Labsは米国時間8月4日、ブラウザ「Firefox」の後継製品のコンセプトを募るキャスティングコールプロジェクト「Concept Series」を開始した。興味深いことに、同プロジェクトのページに掲載されているいくつかのコンセプトビデオを見ると、ある共通のテーマが浮かび上がってくる。それは、ブラウザがオペレーティングシステム(OS)を脇に追いやるかもしれない、ということだ。
実際には、Concept Seriesはクラウドソーシングの取り組みだ。その根底には、すぐれたプロトタイプを集め、それらを統合し、そこからFirefoxの後継製品を作り上げようという考え方がある。コンセプトによっては技術的にまだ実現できない可能性があることが難点だが、それこそがこのキャスティングコールが求めているものといえる。つまり、画期的なアイデアだ。
例えば、コンサルティング企業のAdaptive Pathが提案したコンセプトモデルの「Aurora」は、ボイスチャットとコラボレーション機能を合わせ、インタラクティブなブラウザを実現しているが、サウンドもデザインもさまざまな点でOSに近い。以下のビデオを見てほしい。
「Vimeo」にAdaptive Pathが掲載したAurora(パート1)。
また、以下の動画に登場する、クリエーターのWei Zhou氏が作成したブックマークのコンセプトモデルなど、他のアイデアもOSのデザインを真似ている。
VimeoにAza Raskin氏が掲載したブックマークおよび履歴表示に関するコンセプトビデオ。
より大きな疑問は、ブラウザが現実にOSの地位を奪えるかどうかだが、その可能性はある。個人的には、OSに取って代わるのは仮想化技術だとみている。「Windows」「Mac」「Linux」などのOSは、いわば配管設備のような存在になるだろう。ユーザーは、その配管設備を仮想化ハイパーバイザ経由で管理することになる。そのときに必要なのがフロントエンド製品だ。ブラウザは、そのインターフェースになる可能性があり、多くの点ですでにそうなっている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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