Mac OS X Server Snow Leopardに採用されるZFS--そのメリットは?
翻訳校正:石橋啓一郎
アップルが次期Mac OS XであるSnow Leopardのサーバ版に、最新のファイルシステムであるZFSを搭載する。ZFSはさまざまな課題を解決する先進的なファイルシステムだ。
ついに消費者向けOSに最新のファイルシステムが搭載
Grand CentralだけではMicrosoftへの対抗策として十分でないと言わんばかりに、AppleはZFSに取り組んだ。信頼性のある、高性能のファイルシステムを作り上げるには何年もかかるが、Microsoftにはこれに対抗するのに何年もかけるわけにはいかない。
公式発表では、AppleはSnow Leopardのサーバ版にZFSを導入するという。HPS+も最初はサーバ版に導入された。
誰に影響があるの?
これはデータを保存するすべての人に影響することだ。
MicrosoftのNTFSはDECから借りた20年前の技術であり、小さなディスクや貧弱なCPUには適していた。しかし、今日のデータ集中型のシステムやアプリケーションにはあまりいいとはいえない。
知らないうちにデータが破損することもよくある。ユーザーがこれに気付かないのは、DLLが見つからないなどの別の問題としてしか表面に現れてこないからだ。
ZFS:Sunのオープンソース
ZFSは本物のエンド・ツー・エンドのデータ完全性を持つ、デスクトップで使える初めてのファイルシステムだ。洗練されたツリーベースのチェックサムのおかげで、ディスク、ケーブル、インターフェースなど、データの経路上のどこでデータの破損が起こってもそれを検知して修正することができる。
チェックサムは親ブロックに保存されるため、ファイルシステムは常に子ブロックが破損のない、正しいブロックであることを知っている。これは、NTFSやその他の一般に普及しているファイルシステム(MacのHFS+を含めて)が弱い部分だ。
SunのZFSの技術チームは7年前に白紙の状態からZFSに取りかかり始めた。ZFSはファイルシステムとボリューム管理の機能を組み合わせたものだ。ユーザーは個々のディスクを管理するのではなく、ブロックのプールを管理する。残りの細かいことはZFSが面倒を見てくれる。
Microsoftの消極的な態度
Microsoftのイノベーションに対する態度は、難しいことは他の誰かがやってからしかやらないというものだ。IE 6のことを覚えているだろうか。ZFSは、データの保存と完全性に関する困難な問題を解決する、最新の革新的なファイルシステムだ。ZFSが解決する問題には次のようなものがある。
ディスクとの格闘をなくす
PCやMacのデータの破損は、悲しく、ばかげたことだ。電源の異常、当てにならないRAM、不完全なアース、(ゆっくりと)だめになっていくハードディスク、ドライバの不調、書き込みの失敗やその他のことなどが重なって、データを破損させていく。
ZFSはこの問題を解消する。すべてのブロックにはチェックサムが付され、チェックサムは親ブロックに保存される。ZFSは常にブロックが正しいか破損しているかを知っている。すべてのブロックは親ブロックを持つため(明白な例外が1つあるが、これには特別な処置が行われる)、すべての保存されているデータは自分自身を検証するものになっている。ユーザーはもう二度と、データが正しいかどうかを心配しなくていい。データは常に正しい。
- コメント(5件)
#1 asip
- 2008/06/27 17:07
#3 asip
- 2008/06/27 22:06
#4 Masanobu
- 2008/06/29 07:38
#5 Sakito
- 2008/06/30 10:46
- 今日のトップ記事
- 昨日
- 5日前
- 6日前
- 7日前
- ホワイトペーパー
- 話題のタグ
「Google Chrome」の拡張機能、開発者からのアップロード受付を開始
IMAPでGmailを受信、最も手っ取り早いのは?Windows 7、Ubuntu 9.10、Snow Leopardのメーラー比較
Snow LeopardではNTFSをサポート--その源流を訪ねる(2)
MS運営のオープンソース開発プロジェクト支援サイト「CodePlex」を探検する(2)
Snow LeopardではNTFSをサポート--その源流を訪ねる(1)
フォトレポート:「Windows Server 2008 R2」--あまり知られていない有用な機能10選
100万円で実現!中小企業の情報漏えい対策
高まるiSCSIストレージへの注目度
企業ITシステムの企画、構築、運用のイロハ
電力に"ふた"をする独自の省エネ機能とは!?
大丈夫?あなたの会社のセキュリティ対策
―エン・ジャパン厳選求人☆毎週更新―
【最終警告】パンデミック対策特集