Windows Vistaの使い勝手を向上させる10の小技 パート2
翻訳校正: 石橋啓一郎
Windows Vistaはちょっと手を加えるだけで使い勝手が向上する。本記事では、Windows検索、自動バックアップ、ネットワーク上のファイルへのアクセス、電源管理などに適用できる小技を紹介する。
7.検索の設定を行う
以前、「Fixing Windows Vista」という記事のシリーズの最後の記事で書いたように、もっとも重要な小技はWindows検索のためのエンジンに対する大きなアップデートである「Windows Search 4」をインストールすることだ(このアップデートは、インターフェースには目に見える変化は及ぼさない)。この処理を除けば、検索機能の調整には3つの異なるダイアログボックスを使って行うが、それぞれが検索のまったく異なる側面を扱っている。以下ではこの小技について順を追って述べ、それぞれの設定で何をやり、何をやるべきでないかを説明する。
- スタートメニュー検索。スタートボタンをクリックし、検索ボックスに入力を始めると、検索結果にはまずプログラムが最初に表示されるが、その他にも入力した文字列に一致するあらゆるものが表示される。このリストには、電子メールメッセージ、インターネットエクスプローラーのお気に入りおよび履歴、ユーザープロファイルに保存されているファイルやフォルダが含まれている。このオプションを変更するには、スタートボタンを右クリックし、「[スタート]メニュー」タブの「カスタマイズ...」ボタンをクリックし、検索オプションの部分までスクロールする。チェックボックスのチェックを外せば、その種類のファイルを検索結果から除くことができる。また、検索対象をプロファイル内のファイルだけでなく、インデックス全体に拡大することもできる。
- フォルダオプション。検索タブのデフォルトの設定は、多くのユーザーにとっては適切なものだ。例外として、厳密な検索の構文を使わずに複雑なマルチフィールド検索を行い、保存できるようにしたければ、「自然言語検索を使用する」を選択するとよい。自然言語検索を使うと、「kind:email from:(Fred OR Rick) received:this week」などという取っつきにくい入力をしなくても、「email from Fred or Rick received this week」などと入力すればよくなる。検索結果を完璧に制御したければ厳密な文法は役に立つが、緩やかな自然言語検索の文法の方が若干簡単だ。どちらにしても、最善の検索結果を得るための検索の文法は詳しく理解した方がいいだろう。
- 高度なインデックスのオプション。Windows検索ではファイル名や、ファイルの日付やサイズなどのあらゆる種類の属性で検索することができるが、この記事で詳しく説明するように、ファイルの内容についてはファイルの開き方と内容の読み出し方を理解するIFilterをインストールしなければ検索することができない。ファイルの内容が正しくインデックス化されているかどうかを調べるには、コントロールパネルの「インデックスのオプション」の「詳細設定」ボタンをクリックし、「ファイルの種類」タブをクリックする。そして、重要なファイルの種類について、それぞれ「プロパティとファイルのコンテンツのインデックスを作成する」が選択されており、正しいIFilterが設定されていることを確認する。
IFilterについて説明しよう。IFilterフォーマットは何年も前から出回っており、Microsoftのサーバやワークステーションの検索機能を強化するのに使われている。これには、Microsoft Exchenge、SQL Server、SharePoint Portal Serverの全文検索サービス機能も含まれる。これらのサーバのいずれかのために書かれたiFilterは、Windows検索でもそのまま利用できるはずだ。多くのIFilterは、Office 2007やAcrobat Reader、Acrobat バージョン7以降などのプログラムをインストールした際に一緒に自動的にインストールされる。これらのプログラムをインストールしていない場合、Microsoftが提供しているOffice 2007ドキュメント用のIFilterパックやFoxit PDF IFilterなど、代わりのものをダウンロードすることもでき、これらは通常無料だ。また、StarOfficeやOpenOfficeの文書ファイル用のIFilterも存在しており、WordPerfect 12 Service Pack 2にはWPDファイルに利用できる最新のIFilterが同梱されていると報じられている。
私は、Windows Vistaのシステムでは通常MicrosoftのFilterパックをインストールする。これにはOffice 2007とVisioのIFilterが含まれている他、これがもっとも重要なことだが、Zipファイルの中のファイル名検索のサポートも追加してくれる。
MSDN Filter Centralで利用できるIFilterのインデックスを見ることができる。他にも、ColumbiaSoft、IFilterShop、IFilter.orgなどでIFilterを見つけることができる。一部のIFilterはCiteknetでも配布されており、ここでは自分のシステムにインストールされているIFilterを調べ、設定することができるIFilter Explorerも提供されている。Citeknetのウェブサイトは2006年の終わり以降放置されているようで、私はコンタクトフォームを使ってメッセージを送ってみたが、返事はなかった。
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