アップルのジョブズ氏:「P.A. Semiの買収はiPhoneのチップ設計のため」
翻訳校正:大熊あつ子、長谷睦
アップルのCEO、S・ジョブズ氏が、「iPhone 3G」の発表後、ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応え、2008年4月にP.A. Semiを買収したのはiPhoneのチップ設計を担当してもらうためだと語った。
われわれは6月第1週にNVIDIAのCEO、Jen-Hsun Huang氏にインタビューを行い、モバイルプロセッサとその市場の進歩について語ってもらったが、Huang氏は、iPhoneのプロセッサ供給元だと広く思われているSamsungは、単にチップを「ファブ(製造)している」だけだと強調した。Huang氏の見るところ、iPhone、そしておそらくは9日に発表された「iPhone 3G」でも、使用されているARMアーキテクチャプロセッサの設計で中心的な役割を果たしているのはAppleで、Samsungは工場を提供しているだけだという。同様に、P.A. Semiの技術者も、設計はすべてApple社内で行ってもらい、計画に他のいかなるモバイルプロセッサメーカーを加わらせることなく、デザインを工場に持って行って製造するという運びになるはずだ、とHuang氏は述べている。
ARM命令セットのライセンス提供を受けている企業は、チップの導入先をスマートフォンからよりパワフルなモバイルコンピュータへとシフトさせるに従って、Intelと直接競合するケースがますます増えている。一方のIntelは、自社のパソコン向けプロセッサのノウハウをモバイル環境にも活かそうとしている。この1年ほどの間、Appleが四半期ごとにIntelに出しているMac用プロセッサの注文書にいつの日かモバイル機器用プロセッサも加えるのではないかとの憶測が、かなり頻繁に飛び交っていたが、P.A. Semiを買収したことで、Appleは自分たちだけでことを進める用意を整えたように思える。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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