Mac OS Xを普通のPCで動かす(前編)
翻訳校正:石橋啓一郎
Mac OS Xを標準的なPCで動かすことは、ライセンス的には問題があるが技術的には不可能ではない。この記事では、出回っている技術を使い、実際にMac OS Xを標準的なPCにインストールした結果を報告する。
AppleのMacBook Air、iPhone、iPodはみな大流行しているが、同社のデスクトップコンピューターは、まだ比較的珍しい。アナリストの数字には幅があるが、Appleの世界のデスクトップ市場におけるシェアは、確実に10%に満たない。
このシェアが低いのは、Appleのコンピュータの値段が比較的高いからだとされることが多い。だが、もう1つの理由は、ユーザーがコンピューターを購入する前にMac OSを体験する機会があまりないことかも知れない。そのためには、Appleの小売店を訪ねるか、Macを持つ親切な友人を持つ必要がある。しかし、実はもう1つ方法がある。しばらく前から、インターネット上でAppleのハードウェアとの強い結びつきを迂回するよう修正を施されたMac OS Xのイメージが、いろいろと入手可能になっている。これらを使えば、Mac OS Xを通常のPCにインストールすることができる。現在まで、Appleはこれらの活動に対して対抗措置を取っていない。これは、この同社のOSにまつわる「活気」がまったく歓迎できないものでもない、ということを意味しているのかも知れない。
一方で、Appleのライセンス契約にはMac OS XはAppleのハードウェアにのみインストールされると明記されており、この問題は論争の対象となっている。この記事で取り扱うダウンロード可能なイメージの各バージョンは正式に認められたものではない。Mac OS X Leopardの正規のコピーを購入すれば、モラル的には正当化されると感じる人もいるかも知れないが、それでも著作権法に違反していることは間違いない。これらの問題と、非公式な発信元からソフトウェアをダウンロードする危険を併せて考えれば、これを行うことは冒険であり、安全に隔離されたテスト用コンピュータでのみ行うべきであることは明らかだ。われわれは、読者にこの記事に書いてあることを行うことはお勧めしない。もし結果がどれほど興味深いものであってもだ。

最善の場合、通常のPCで動くMac OS X Leopardでは、完全なグラフィックアクセレレーション(Quartz、Core Image)とすべてのCPUの機能(例えばSSE 4.1)を利用できる。
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