Steve Jobs氏のようにプレゼンテーションをする方法
翻訳校正:石橋啓一郎
Steve Jobs氏のプレゼンテーションには聴衆を動かす力があることで有名だ。この記事では、Jobs氏に学び、プレゼンテーションのためのヒントをまとめる。
大きなヒント
他人の潜在能力を引き出す
Jobs氏は、iPhoneを創り出すために、開発チームに昼夜問わず2年間働くことを求めた。革命的な製品の創造に参加させるためには、チームには常に活力を与えられていなくてはならない。Jobs氏はプレゼンテーションの締めくくりに彼らに聴衆の前で立つことを求め、彼らを公に賞賛することで彼らの努力に報いた。
Jobs氏が手柄をすべて取ってしまえば、従業員はどう思うだろうか。士気は下がってしまうだろう。むしろ、彼らは家族や製品発表のために集まった何千というメディア、アナリスト、同業者やパートナーの前で賞賛された。
絵を描く
ゴール:プレゼンテーションに魅力的なストーリーを与える
Jobs氏はiPhoneのストーリーをいくつかのテクニックを使って語っている。
1.3の法則を守る。われわれは、3つのリストなら覚えられる。Jobs氏はiPhoneを発表し、同時に次のように話してドラマを作った。「今日われわれは、3つの革命的な製品を紹介する。第1は、タッチコントロールを用いたワイドスクリーンiPodであり、第2は革命的な携帯電話だ。そして第3は、ブレイクスルーを引き起こすインターネットコミュニケーション機器だ」強調するために、彼は3つの製品について3回繰り返し、最後にだめ押しをした。「これらは、別々の3つのデバイスではない。これは1つのデバイスだ。本日、Appleは電話を再発明する!」(Jobs氏)
2.個人的な話をする。プレゼンテーションのある部分で、Jobs氏の機材が突然動かなくなった。彼はそのことを笑顔で話し、舞台裏の誰かが対処することを念頭におきつつ、Appleの共同設立者であるSteve Wozniak氏がテレビジャマーを作り、それを使ってWozniak氏の大学の寮でテレビの信号をブロックした時の話をした。彼はこの機会を利用して、聴衆との感情的な結びつきを強めた。問題が解決すると、Jobs氏はすべてが予定されていたかのように話を続けた。大変なことではないようだが、非常に強力だ。
3.視覚に訴える。Steve Jobs氏のプレゼンテーションでは、スライドに箇条書きや退屈なデータや数字の羅列は見られない。Jobs氏がiPod、携帯電話、インターネットコミュニケーション機器という3つの製品について説明する際には、スライドには製品のイメージが現れた。彼が「究極のポインティングデバイス」、つまり指について話している時には、スクリーンにはiPhoneに触れている指のイメージが映っていた。
スクリーンに多くのテキストがあると、話し手の言葉から注意が逸れてしまう。イメージを多用し文章を少なくすることで、視覚と言葉の正しいバランスを取ることだ。
4.リハーサル。Jobs氏は、プレゼンテーションを何時間もリハーサルする。当たり前のものは何もない。彼はストーリーの流れを知っており、どのように決定的な瞬間を作るかを知っており、何をデモするかを知っており、どのようにプレゼンテーションを始め、終えるかを知っている。彼は軽々とこなしているかのように見えるが、何時間ものリハーサルを行っているからなのだ。人を動かすには準備が必要だ。
話の終わり
楽観的な展望を強調する
革命的な製品を発売するには楽観的な展望が必要だ。彼がコンピュータを作り始めた最初の時代から、Jobs氏は彼の製品が世界を変えるという固い信念を持っていた。彼はすべてのプレゼンテーションで、希望とチャンスについて語っている。
iPhone発売のプレゼンテーションの終わり近くで、Jobs氏は次のように言っている。「私の好きな言葉に、昔のWayne Getzkey氏の言葉がある。『私はパックがこれまであった場所ではなく、これから行く場所に滑っていくのだ』というものだ。Appleでは、設立以来ずっとそうしようとしてきたし、これからもそうし続ける(訳注:Getzkey氏はアイスホッケー選手)」プレゼンテーションは常に希望のある言葉で終えることだ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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