米ヤフー、ユーザーの力を借りてジオタグの精度向上へ
翻訳校正:編集部
米ヤフーは約3週間後に「Corrections」というプロジェクトを発足させる予定だ。同プロジェクトは、写真共有サイトであるFlickrのユーザーに写真撮影場所の名前を教えてもらうことにより、コンピュータにとって厄介な問題の解決に役立てようというものである。
カリフォルニア州バーリンゲーム発--これは、クラウドソーシングによる地図作成のようなものだと考えてほしい。米Yahooは約3週間後に「Corrections」というプロジェクトを発足させる予定だ。同プロジェクトは、写真共有サイトであるFlickrのユーザーに写真撮影場所の名前を教えてもらうことにより、コンピュータにとって厄介な問題の解決に役立てようというものである。
Flickrでジオタグ機能を担当しているDan Catt氏は、当地で開催されている「Where 2.0」カンファレスでの講演において、Flickrでは、これまでに6800万枚の写真が緯度と経度によって「ジオタグ」付けされていると述べた。座標はコンピュータにとって扱いやすいものであるが、ウェブサイトを閲覧している人間は一般的に、数値よりも地名の方を好むものである。
Flickrの抱えている問題は、与えられた座標から実際の地名を取得するというリバースジオコーディングと呼ばれる作業が難しいという点にある。例えば、地域と地域の境界線というものは人によって意見が異なっているのだ。
Catt氏によると、Flickrはこの新機能によって写真撮影場所を評価し、最も妥当と判断した地名を提供した後で、ユーザーがそれを修正できるようにするという。同サイトは最初、狭い地域レベルでの情報を提供するが、もしもユーザーがそれに同意しない場合には、その地域レベルを徐々に拡大していくという。
Catt氏は講演後のインタビューで「われわれが提供する情報に不満があれば指摘してほしい。このサービスはそういった指摘を参考にするのだ」と述べた。
Catt氏によると、このサービスではユーザーの設定した地名が保存されるため、ある人がサンフランシスコのロワーヘイトだとした場所が、別の人によってアッパーヘイトだとされる可能性もある。同氏は、より多くの人がある場所に対する実際の地名を与えることで、Yahooはその地域の境界を更新することになると述べている。
Catt氏は、Flickrは最初、ある領域に対して代替の地名を自らで提供するものの、人々は後で地名を入力できると付け加えた。
このサービスは大抵の場合にうまくいくはずだが、地理情報というものは感情的な反応を引き起こすことがある。同氏は「これは、多くの人の神経を逆なですることになるだろう」と予測した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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