新APIまもなく登場--Google Developer Day 2008の見所とは?
開発者の祭典「Google Developer Day 2008」が6月10日にパシフィコ横浜で開催される。Google App Engineに関するトークセッションと、「Hackathon」と呼ばれるコード ラボなどが目玉イベントとなる。そしてまもなく、Googleは新しいAPIを公開する予定だ。
Hackathon参加者以外にも、Google App Engineのアカウントはある程度の数が用意される可能性があるという。石原氏からは、「基調講演に参加すると何かいいことがあるかもしれない」、「実はイベントに関わっているGoogleの日本人エンジニアの数が2007年に比べて格段に増えている。会場にごろごろいるので、もしかしたら彼らに話しかけると、アカウントがもらえるかも…」というヒントを聞いた。
Androidは主要開発者のAndy Rubin氏来日

石原氏が「何らかのアップデートをご期待ください」と語る、携帯電話向けプラットフォーム「Android」のセッションも見逃せない。
メインスピーカーは開発者のAndy Rubin氏。Androidはまだバージョン1.0になっていないが、多言語化が追いつかないくらいアップデートのスピードが速い。イベント当日のセッションが最新情報を知る場になりそうだ。
もう1人のスピーカーはSDKの開発者であるJason Chen氏。同氏は開発ツールやSDKを活用して、どのように Androidアプリケーションを構築するかを紹介する。
OpenSocialの最新アップデートも

複数のソーシャルネットワーク間でアプリケーションを利用可能にするオープン規格「OpenSocial」もHackathonを開催する予定だ。
こちらも開発者のChris Schalk氏が来日する。OpenSocialをテーマにしたHackathonは米国では頻繁に開催されているが、日本では初とのこと。
3月に米国で開催したときに発見があったという。「みんなOpenSocialのコンテナに興味を持っていて、Javaよりもコンテナを作ってみたいを思っているようでした。あとRestのAPIにも興味をお持ちいただいている。Rest APIにも何らかのアップデートをお話できると思います」(石原氏)。
「ウェブを語るときに、我々が最近言っているのは、『ウェブは素晴らしいが、それがソーシャルになればもっと良い』ということです。要は、実世界のコミュニティをウェブにも反映するような仕組みで、その答えの1つがOpenSocialになります。最近はソーシャル化をいろいろなテクノロジーに反映しつつあります。Google ガジェットがOpenSocialに対応したこともその一例です。今回のDeveloper Day 2008でも、『テクノロジーのソーシャル化』が1つのテーマになるでしょう」(石原氏)
意外と知られていない名品APIも掘り下げる
Static Maps APIやChart API、Web Toolkitなど、意外と知られていない便利なAPIにもスポットを当てる。こういった比較的地味なAPIがどれだけ手軽に使えるかを紹介していく。
なかでも石原氏が「Javaプログラマーだったら絶対チェックしておいた方がいい」と語るのが、Google Web Toolkitだ。これは、Javaで書いたものをJava Scriptのアプリケーションに変換するというツールだが、優れているのは、変換時にパフォーマンスチューニングしてくれる点だ。
「要因はさまざまですが、GoogleのJava Script専門家のエンジニアが書いたコードよりも、ツールキットで変換したコードの方がパフォーマンスが良く、圧倒的に速い。このAPIは凄すぎるので、セッションテーマに加えることにしました。同じようなものはよく見かけますが、特にこのツールキットは凄いです」(石原氏)
2007年のGoogle Developer DayでGoogleの鵜飼文敏氏が講演したプログラム「Google のソフトウェア エンジニアの日常」も評判が良かったそうだ。今回はソフトウェア エンジニア藤島勇造氏がスピーカとして登壇する。同氏は他の会社での勤務が長かったため、比較的ニュートラルな目でGoogleでの日々を話してくれそうだ。
他にもGoogle Earth上に建物を描くことができる「SketchUp」や、地理的情報を表示するためのファイル形式「KML」に関するセッションもある。これらは開発者ではないウェブデザイナーなども楽しめそうだ。
開発者コミュニティを立ち上げたい
GoogleはDeveloper Dayというリアルの場を皮切りに、オフラインのコミュニティを形作っていきたいと考えている。「Googleが提供している開発者向けAPIに関して、質問できる場所、あるいは情報をシェアできる場所はないのかとよく聞かれます。なので、実はコミュニティを手助けすることを考えています」(石原氏)。Developer Dayでは、コミュニティの立ち上げについて発表し、それを手伝ってくれる人をスカウトしていく予定だ。
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