ソフトウェア開発におけるウォーターフォールモデルの長所と短所を理解する

文:Contributor Melonfire(Special to TechRepublic)
翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008/03/24 08:00

ソフトウェア開発において長きにわたって使われながらも、賛否両論の声が渦巻くウォーターフォールモデルの基本概念を説明したうえで、その長所と短所について考える。

 ウォーターフォール開発とは、ソフトウェア製品のリリースに至るまでの各種のアクティビティを工程に分け、フィードバックを行うポイントを設定して進捗管理していくというソフトウェア開発モデルのことである。本記事ではこの開発モデルの概要を理解してもらうために、その6つの工程の内容と、期待される効能、そしてこのモデルがなぜ失敗しやすいのかについて解説している。

 一般人のほとんどは、「ウォーターフォール開発」という言葉を聞くと、ナイアガラの滝の近くにあるリゾート開発地を思い浮かべることだろう。そのような人々が、ウォーターフォール開発とは、実はソフトウェア製品のリリースに至るまでの各種アクティビティを工程に分け、進捗管理していくというソフトウェア開発モデルのことだと知った時の、驚いた顔を想像してみてほしい。本記事では、この開発モデルの概要を理解してもらうために、その6つの工程の内容と、期待される効能、そしてこのモデルがなぜ失敗しやすいのかについて解説している。

概要

 ウォーターフォール開発は新しいものではない--1970年頃から存在している--ものの、多くの開発者はいまだに、それが意味することについて漠然とした理解しか得ていない。ウォーターフォール開発とは基本的に、システム要求の分析から、製品のリリース、保守へと向かう一連の工程を順次行っていくというソフトウェア開発フレームワークのことである。そして、各工程間ではフィードバックを行うことが可能になっているため、新たな情報が明らかになったり、問題が発見された場合に、工程を「後戻り」して適切な修正を行うことができるようになっている。進捗は、そのモデル名ともなっている滝(ウォーターフォール)のように、1つの工程から次の工程へと「流れる」ことになるのだ。

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