「Vista RTM」対「Vista SP1」--Office 2007を用いたベンチマーク対決の結果は

文:Adrian Kingsley-Hughes(Special to ZDNet.com)
翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
2008/03/14 08:00

開発が完了したばかりの「Windows Vista SP1」を、Office 2007を用いたベンチマークテストでRTM版と対決させてみた。Devil Mountain Softwareが公開しているDMS Clarity Studioに付属しているOfficeBenchを使ったテスト結果を報告する。

結果

 先に述べたように、テストはVista RTMとVista SP1でそれぞれ2セット、すなわち負荷のない状態と、システムに小さなWindows Media Videoファイルを繰り返し再生させている状態(実際のところ、この程度ではシステムにたいした負荷はかからないだろう。とは言うものの、テストの実行中にシステムにバックグラウンドタスクを実行させたことにはなる)で行っている。

 テストの結果は以下の通りである。

テストスクリプトの
実行時間(秒)
--負荷なし
テストスクリプトの
実行時間(秒)
--負荷あり
Vista RTM 265.83 271.06
Vista SP1 273.76 273.97

結論

 テスト全体を通じて結果に一貫性があったため、Vista Service Pack 1がMicrosoft Office 2007アプリケーションのパフォーマンスに与える影響はほとんどないということが明らかになったと言える。負荷なし時のテストにおける、Vista RTMとVista SP1の平均値間に見られる8秒の差は、通常の使い方では気付かないだろう。このことは、SP1によってOfficeアプリケーションの実行速度が低下するのではないかと心配していた人々にとっては嬉しい知らせであるものの、パフォーマンスが向上すると期待していた人々にとっては残念な知らせであろう。

 また、負荷あり時のテストにおいては、両者の差はさらに小さく、たったの4秒未満であった。

 ここで興味深いのは、Vista SP1のテストにおいて、負荷なし時と負荷あり時で結果がほとんど違わない--その差は数分の1秒でしかないという点だ。これは、負荷をかけた場合にSP1の方がより高い応答性を示すことがあるということを示唆しているのかもしれない。以前に行った別のテストでも、負荷をかけた際のVista SP1の応答性の高さが示されているように見える。

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