Six ApartのCEOが示す”ソーシャルメディアの風景”
Six ApartのCEOが2008年のWebを大いに語った。
2001年の創業以来、ブログツールMovableTypeを筆頭に、統合ブログサービスTypePad、ブログ+SNSサービスのVOXを提供し、ブログサービスの雄として存在感を示し続けるシックス・アパート。
そのシックス・アパートが15日、次世代製品と位置付けるTypePad2に焦点をあて、「TypePad2が切り拓くソーシャルメディアの未来」というテーマでプライベートセミナーを開催した。セミナーではSix Apart会長兼CEOのChris Alden氏が2008年のWebの動向について見解を述べている。
Six Apart会長兼CEOのChris Alden氏
Alden氏は、18歳以上のユーザーがブログを、18歳以下がソーシャルネットワーク系のサービスを利用する割合が高いという調査結果を引きながら、「今後のトレンドはソーシャルネットワーク系のサービスに移行していくだろう」との見解を示す。
となると、当然ブログとソーシャルメディア、相互の関係も変化していくことになるが、Alden氏は「近年のブログは、ブログの周りにコミュニティができ、ブログ運営者がコミュニティのリーダーとして加入者を管理する──そんなサービスとして捉えることができるだろう」と語った上で、「そのような影響力をもったユーザーは、ブログ読者としてだけではなく、コミュニティをつくり上げる力をもっている。また実際、自分たちでコミュニティをつくり、管理したいというブロガーの声もあがっている」と指摘する。
現在のソーシャルメディアは、MySpaceやFacebookなどの大企業が個人間の情報を管理しているが、今後、ユーザー個人がソーシャルメディアの舵を取るとの見方だ。
Alden氏は、GoogleのOpenSocial、FacebookのFacebook Applicationを例に挙げながら、情報を管理している企業同士の”壁”が少しずつ低く、薄くなってきているという見解を示している。下図のように、Google、Facebook、MySpaceという3つの円に、様々なサービスが参画し、統合されてきていると考えられるのだ。
下図はAlden氏が示したソーシャルメディアの見取り図。「Social media landscape」、つまり「ソーシャルメディアの(現在の)風景」ともいえる図だ。
Alden氏は現状を、縦軸のContentとSocial、そして横軸のProfessionalとCasualを軸に、それぞれが属するカテゴリーを明確に区別することができると語る。しかし将来的には、徐々にオープン化することが予想されるという。
今後ブログはソーシャルブログネットワークとして位置づけられ、コミュニティの中のブログになるとの考えだ。また、TypePadやVOXなどのネットサービスも、Twitterや旅行関係サービス、画像共有サービスのようなソーシャル分野に移行する可能性が高いとしている。
Alden氏は最後に、これまでのSix Apartはいかにツールやサービスに特徴をもたせるかという点に注力していたが、今後はユーザーニーズに応えることに重点を置くと表明。具体的にはビジネス面やデザイン面での支援を予定していると語り、スピーチを終えた。
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