ソーシャルプロファイルの新しいマークアップ:APML
翻訳校正:原井彰弘
2年前、停電になったときの議論は、やがてChris Saad氏と設立されたばかりの技術開発会社「Faraday Media」のチームを、オンラインソーシャルメディアでもっとも話題になっている開発の最前線に押し上げる結果となった。
12カ月間に渡るFaradayの開発作業の結果、その努力は実り、数多くのサードパーティの協力もあってAPMLができあがった。APMLは現在、可搬性があり標準的でもある個人情報の形式として、ソフトウェア開発者から大きなサポートを受けているとSaad氏は話す。
最近、APMLを採用した組織の一つには、ブログサイトのBloglinesがある。また、LastFMやdel.icio.us、DiggでもAPMLのサポートがなされるようになったとSaad氏は述べている。さらに、オーストラリアの大手のメディア会社複数も、Faradayの技術を用いたAPMLを利用することに大きな興味を抱いていると述べた。
Saad氏は、誰でも自由にAPML.orgを訪れて、その技術について学んで実装を行って欲しいと述べている。実装を行う際には、オープンソースのコードもそのサイトから入手可能である。また、自分自身で組み込みを行う以外に、Faradayのツール「Engagd」を使うことも可能だ。
APMLはDataPortabilityワークグループの核にもなっている。この団体には、現在FlickrやTwitter、そして最近では、Facebook、Plaxo、Googleも参加している。そして、これらの企業ではグループに加わる以前からAPMLのサポートが事実上行われていたとSaad氏は話している。
また、APMLに目をつけたオーストラリアのあるソフトウェア開発会社は、オンラインのコンテンツ推薦サービス「Scouta」を立ち上げた。APMLは、Scoutaに登録されている興味に関する情報を、他のアプリケーションとオープンに共有するしくみを提供してくれる、と創設者のRichard Giles氏は述べている。
「APMLを用いたことで、『データが移せなくなることを心配する必要はない』と消費者に伝えることが可能になった。消費者は自由にデータを別の場所に移動することが可能なのだ」とGiles氏は言う。「しかも、うまく行けばAPMLをサポートしているサイトすべてでの利用が、APMLに反映されることになる。Facebookのブロックを取り巻く問題をきっかけに、だれもが信頼している企業であっても、実はそれほど当てにならないということに皆気づき始めたのだ。」
Giles氏は、APMLの組み込みは比較的簡単だろうと考えている。単にScoutaのデータのラッパを用意して、XMLとして正しい形式でデータベースから送信されたことを確認するだけでよいからだ。
「非常に単純な作業だ。XMLの形式さえ理解してしまえば、スクリプトを記述できる人なら誰でも、データをデータベースから取り出すコードくらいは書けるだろう。」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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