W3C、「HTML 5」の草案をリリース
翻訳校正:アークコミュニケーションズ、坂野裕史
WWW技術の標準化団体であるWorld Wide Web Consortium(W3C)は、10年ぶり以上となるHTMLの大幅な改訂版の草案(ドラフト)をリリースした。
「ウェブには膨大な量のデータがHTML形式で記録されているが、既存の仕様に準拠せず、特定のプログラムで動作するようにコード化されているケースも多い。こうした情報を失わないようにするには、その目的のために設計された特定のプログラムがたとえなくなってもそうした情報を処理できる方法を知っておく必要がある」とモバイルブラウザ企業Operaの最高標準技術責任者(CSO)であるCharles McCathieNevile氏は述べる。「新しいHTML 5の草案は、仕様にしたがって既存のHTMLを信頼性の高い方法で解析する方法を明記しており、この仕様は将来、他の人間が自由に実装できるようになる。また、過去10年以上にわたって実装され、受け入れられてきた重要ないくつかのウェブ機能に対する仕様も追加されている」(McCathieNevile氏)
HTML 5の草案公開のニュースは、Microsoftなどのベンダーがブラウザの相互運用性をめぐる主張をますます強めている時期にもたらされた。Microsoftは12月に「Internet Explorer 8」(IE8)がWeb Standards Projectの一部であるブラウザの「Acid2」テストに適正に合格したと主張していた。「Acid2のレンダリングに成功したことは、われわれがIE8のリリースに向けて本格的に取り組んでいる相互運用性、規格への準拠および後方互換性を強調する結果となっており、IE8にとって画期的な出来事である」とMicrosoftの関係者は述べている。
しかし、一部の専門家はMicrosoftがAcid2に合格したと表明しているのは時期尚早であると主張している。MicrosoftはIE8のレンダリングモードの手法に関して一部の開発者から批判を浴びている。
HTML 5はW3Cのロイヤリティフリーのライセンス方針における最初の実装となる予定である。HTML Working Groupは、AOL、Apple、Google、IBM、Microsoft、Mozilla、Nokia、Operaなどの約500の参加者で構成されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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