多難な1年・・・:2008年のプログラミング業界徹底予想
翻訳校正:村上雅章・野崎裕子
アプリケーションのWebプラットフォームへの移行がますます進むことが予測される2008年。その影響を考えたうえで、開発者が学習すべきことを示唆する。
興味深いニュース
一見すると関係なさそうに見えるものの、関心を寄せるべきニュースが2つある。1つはBill Gates氏の引退というニュース(英文記事)であり、もう1つは携帯電話メーカー各社がついに電源/接続コネクタの共通規格に合意したというニュース(英文記事)である。言い換えれば、われわれの95%が使用しているシステムの立役者であった人物が表舞台から去るというニュースと、われわれの保有している携帯電話やPDAといったデバイス同士の接続(そして既存の周辺機器との接続も)が、PCを介さずとも5ドルのコードだけで簡単に行えるようになるというニュースである。
歴史から得る教訓
こういったことすべてはプログラミングとどのような関係があるのだろうか?すべての点で関係がある。われわれは、判っているかどうか、あるいは参加しているかどうかに関係なく、プログラミング業界の激動のさなかに身を置いているのだ。そしてわれわれは5〜15年後に、こういった激動の後始末に追われているだろう。プログラミング業界は変化が激しく、あらゆるものがあっという間に陳腐化するということを誇りにしているものの、実際のところ、変化は極めて穏やかなのである。世の中にはいまだに、1950年代や1960年代の設計に根ざした基幹コンピューティングシステムが数多く残っているのだ。
私はわれわれの将来を考えるヒントを探すために歴史を紐解き、メインフレームやスーパーコンピュータの時代についていろいろと勉強した。そして、メインフレームの標準的な機能の多くが現在のサーバハードウェアへと移行され、その大部分はクラスタ設定によって複数のコンピュータを単一のものとして扱えるようなOSを採用することで可能になるだろうと考えるに至った。その結果、プログラマーは昨今のWindowsサーバやUNIX系サーバのように動作するものの、メインフレームが昔から誇ってきた信頼性やマルチプロセッサに対応できる抽象性も備えたシステムを対象としてコードを記述することが多くなってきている。以下は、マイクロコンピュータ指向となっているサーバルーム内のあちこちで見かけるようになってきている、メインフレームライクな機能である。
- リソースを仮想化できる。
- ハードウェアの障害/交換/アップグレードの際にシステム停止が引き起こされない。
- OSやアプリケーションのアップグレードを、OSやアプリケーションを停止させずとも行うことができる。
- バイトコードインタープリタとランタイムでハードウェアを抽象化することで、プログラマーがある一定以上の仕組みについて知る必要も、注意を払う必要もなくする。
メモ:こういった機能のすべてはすでに現実のものとなっている。
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